2005年度「近未来チャレンジ」選考過程、結果 (速報)
1. アンケート
テーマの選抜は、会場でのアンケート結果に基づきました。
アンケート中の以下の5項目について[良い-悪い]を5段階で評価して頂きました。
アンケート用紙はこちら(pdf形式)
- これまでの成果の妥当性 … 3.1 これまでの成果の学術的な信頼性・妥当性[非常に優れている-劣る]
- 現時点での社会へのインパクト … 4.1 継続チャレンジテーマのみ現時点での社会へ のインパクト・貢献[非常に大きい-全くない]
- 最終目的が達成されたときのインパクト … 4.2 最終目的が達成された場合の社会へのインパクト・貢献の見込み[非常に大きい-全くない]
- 実用化に向けた取り組み … 4.3 チャレンジの実用化に向けた取り組み[現時点で実用化している-実用化に向けた取り組みが不足している]
- 目標達成の度合い … 5.1 チャレンジの実用化に向けた取り組み[是非サバイバルして欲しい-やめてもらいたい]
2. アンケートの集計
1.でとったアンケート結果を[良い-悪い]を[5-1]の数値にマッピングして平均をとりました。その結果を表1に示します。
さらに、表1の結果を蜘蛛の巣グラフにすると図1のようになりました。
表1 アンケート結果集計
セッション |
3.1 これまでの成果の妥当性 |
4.1 現時点での社会へのインパクト |
4.2 最終目的が達成されたときのインパクト |
4.3 実用化に向けた取り組み |
5.1 目標達成の度合い |
日常言語コンピューティング |
3.86 |
3.57 |
4.18 |
3.00 |
4.29 |
身体知の解明を目指して |
3.46 |
3.17 |
3.90 |
2.54 |
4.11 |
ニューチャレンジ |
3.69 |
3.68 |
3.89 |
3.12 |
4.11 |
事例に基づくデザイン支援と評価基盤の構築
|
3.27 |
3.04 |
3.52 |
2.88 |
4.00 |
危機管理シミュレーションとその分析 |
3.68 |
3.85 |
4.35 |
3.13 |
4.23 |
図1 アンケート集計結果のグラフ
3. 考察と評価結果
以上の結果より、
- これまでの成果の妥当性として、全て「まあまあ(3)」〜「優れている(5)」の範囲に収まったため、
既に研究としてそこそこのレベルに達していると判定されました。
- 現時点での社会へのインパクトも、全て「まあまあ(3)」〜「優れている(5)」の範囲に収まったため、
既に現時点でも社会に役立っていると判定されました。
- 最終目的が達成されたときのインパクトは多少のばらつきがありました。
この結果より、危機管理、日常言語などに大きな期待が寄せられていることが分かりました。
- 実用化への取り組みは「なされている(4)」以下であったため、
全体的に実用化の取り組みは不足気味と判定されました。
- 目標達成の度合いは、全て「サバイバルして欲しい」以上であったため、
今回チャレンジして頂いた方は全て卒業または継続と判定しました。おめでとうございます!