演題番号 | 3I1-1 |
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題目 | System for Personal element of nature |
著者 | 中丸 茂 (駒澤大学 文学部心理学科) |
時間 | 6月22日(金) 10:10〜12:00 |
概要 | 本研究は、フロイトの心的装置を、コンピュータ・プログラム化し、心的装置の力動的なプロセスを、理論的に分析することを目的とする。心的装置は、人間の心の機能をイド・自我・超自我に分類し、人間の心的活動をそれらの相互作用の結果であるとするものである。イドは、その心的エネルギーの変数として、生物的エネルギー、自己保存エネルギー、社会的エネルギーを考え、快感原則に基づくものとする。自我は、メモリー・システム(意識メモリー、SM,STM,LTM,WM)を使用し、現実原則に基づいて、その活動を行うものである。超自我は、道徳的ルール・自我理想ルールに基づいて、自我の活動を規制し、ルールに違反した環境(刺激)や出来事を無意識メモリーへと転送する。無意識メモリーの内容は、防衛機制ゲートを通過して、自我が使用する意識メモリーの内容へ影響を及ぼす機能を持っている。本システムは、人工知能や人口人格の基本システムへの利用、および、精神医学における患者の分析などに利用可能である。 |
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