演題番号 | 2D5-7 |
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題目 | 意図的人工物 |
著者 | 寺田 和憲 (岐阜大学 工学部応用情報学科) 社本 高史 (岐阜大学 工学部応用情報学科) 梅 海櫻 (岐阜大学 工学部応用情報学科) 伊藤 昭 (岐阜大学 工学部応用情報学科) |
時間 | 6月21日(木) 15:40〜16:00 |
概要 | 人工物が能動的に動くことは,人間と人工物の間のインタラクションの可能性を増大させる.行為の多様性に起因する問題を解消するための方法としてはこれまで,人間の意図を理解しそれに対して適切な動作を出力するという考え方が主流であった.しかし,人工物の動作がより複雑になると,人工物の意図を明確に示しながら動作することが求められる.この実現には意図をいかに表出するかが鍵となる.人間の意図理解に関する研究は進化心理学,発達心理学の分野で行われている.我々は,それらの研究の知見を応用して,人間に理解されやすい人工物の行動を設計することを目指している.本稿ではこれまでに我々が動く椅子を題材として行ってきた一連の研究を振り返りなら,能動的人工物と人間の間に存在する問題点を再検証し,意図性を付与することによってどのように解決されるかを議論する. |
論文 | PDFファイル |