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3A1-NFC-03-1 クラウドベースのロボットサービスの統合基盤

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06月06日(Thu) 09:00〜11:00 A会場(-国際会議場3F メインホール)
3A1-NFC-03 近未来チャレンジセッション「NFC-0 (ニューチャレンジ)」

演題番号3A1-NFC-03-1
題目クラウドベースのロボットサービスの統合基盤
著者成田 雅彦(産業技術大学院大学産業技術研究科)
加藤 由花(産業技術大学院大学産業技術研究科)
土屋 陽介(産業技術大学院大学)
村川 賀彦(株式会社富士通研究所 ヒューマンインタラクション研究部)
時間06月06日(Thu) 09:10〜09:35
概要ロボットのソフトウエアプラットフォームの試みとして,RTミドルウェアや次世代ロボット知能化技術開発プロジェクト,ROS(Robot Operating System)等がある.また,近年のブレークスルー技術として,特徴量を利用した画像やSLAM等の計算技術の発展があり,例点群処理のPCL(Point Cloud Library)をはじめ,ロボットの環境地図作成,アーム軌道計算,シミュレータなども開発されている.一方, CloudRobotics (Google)のRoboEarthなどがあり,クラウドとの融合が模索されはじめている.

提案者は,これまでロボットサービスのインターネット化を目指して双方向通信可能なRSNP(Robot Service Network Protocol)の研究を進めてきた.RSNP は,2004年に設立された業界団体であるRSi(Robot Service Initiative)により仕様化され,ライブラリが開発され,高信頼通信や他のプラットフォームとの連携が研究され,RSNPコンテストを通した普及も進められている.

本提案では,これらを拡張,統合しクラウドベースのロボットサービス基盤の構築を目指す.結果,先のブレークスルー技術を,AI分野をはじめ,様々な分野の研究者が容易に利用でき,新たな研究分野での展開が期待できる.本提案では,次の要件の解決を試みる.1)マルチ実装を許容する相互運用可能な基盤を実現する.2)上位/実用レベルの付加価値を検討の基盤とする.3)ロボット環境に相応しい双方向通信を考慮したプログラミングモデル,サービス/アプリケーション,部品群の開発と提供を行う.

実施にあたり, 1年目で統合コンポーネントの選択とアーキテクチャの設計,試作,2年目で,利用研究,アプリケーションの推進,3年目以降, 適時統合するコンポーネントの追加,研究級分野の拡大を行う.

本提案の実施には,統合すべき技術分野の専門家が必要であるだけでなく,広く利用に興味がある研究者や企業の参加協力を募るために, AI近未来チャレンジに応募するものである.
論文PDFファイル