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3A2 「特別講演: 古川 康一(嘉悦大学)」

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05月14日(Wed) 11:00~12:00 A会場(1000人-ひめぎんホール サブホール)

第五世代コンピュータからスキルサイエンスへ - 論理プログラミング・アプローチ

第五世代コンピュータプロジェクトにおいて,我々はその中心理念として論理プログラミングを採用した.プロジェクトの中心テーマは並列推論であり,我々は並行論理プログラミング言語,並列推論マシン,および並列定理証明器の開発を行った.それらの活動と並行して,論理プログラミングの拡張として帰納推論および発想推論の可能性を追及した.プロジェクト終了後,我々はスキルサイエンスと呼ばれる研究領域を立ち上げ,それらの技術をチェロの奏法の例に応用し,新たな奏法での気付きを発想推論によって形式化することに成功した.とくに,メタレベル発想推論によって,奏法の説明の際に欠落している変数あるいはルールの発見が可能であることを示した.さらに力学系などの類推を説明に採り入れるために,類推発想推論の枠組みを構築することに成功した.本講演では,それらの研究の紹介を通して,背景原理としての論理プログラミングの重要性を指摘する.