05月24日(Wed) 11:30~12:30 A会場(ウインクあいち-2F 大ホール) 招待講演:中津良平氏(京都大学 特命教授,NTアソシエイツ 取締役)
AIの進歩は急速で,AIが人間のすべての知的活動を凌駕するシンギュラリティの到来が,現実味をおびて議論されるようになりました.しかしその根底には,人間の論理的な思考こそが人間の知的活動の根源であるとする,プラトン以来の西欧の哲学があります.そして21世紀もそれが社会の指導原理になると私たちは考えてきました.しかし最近は,英国のEU離脱の決定やトランプが米国大統領に選出されるなどのように,誰も予測できなかったことが生じています.なぜでしょうか.どうも論理的な思考を超えて人間は複雑なものなのではないかと思われます.現実の社会で何が起こりつつあるのかという観点から21世紀はどのような時代かを一緒に考えてみましょう.
※この講演は一般公開企画です.大会受付で登録していただくことで,無料でご参加いただけます.