第33回 言語・音声理解と対話処理研究会 (SIG-SLUD)



日時： 2001年11月5日(月)・6日(火)

場所： 北陸先端科学技術大学院大学
　　　(〒923-1292 石川県能美郡辰口町旭台1-1)...
アクセス
　　　(TEL: 0761-51-1731, FAX: 0761-51-1149)

宿泊・懇親会会場：旅館「まつさき」

参加費：一般 15,000円，学生 12,000円 (宿泊費，懇親会費を含む)
　　　 研究会非登録の方の資料集代は1,500円(学生無料)


プログラム：

● 11/5(月)

13:00-13:40
(1) 音素認識に基づく音声全文検索
前田 勇希, 島津 明 (北陸先端大)
confusion matrixを用いる音声記事の頑健な照合法を示し、
実験結果を報告する。
13:40-14:20
(2) レシピ文からの{3D CG}調理画像生成
植松 秀樹, 島津 明 (北陸先端大), 奥村 学 (東工大)
動画生成のための言語表現の扱い方についての分析を示し，
分析に基づく実験システムについて報告する．

☆ チュートリアル：「なぜインタラクションでなければならないか」
14:20-15:20
(3) (チュートリアル) 社会的相互行為とその中での学習
森本 郁代 (大阪大学言語文化研究科)
インタラクションについて考えるための観点として社会的相互行為論
と社会的学習論の二つを紹介しその有効性について論じる。
15:30-16:30
(4) (チュートリアル) 社会的インタラクション能力の発達
小嶋 秀樹 (通信総合研究所)
発達心理学の立場から，子供あるいはロボットの社会的
インタラクション能力をモデル化する．
16:30-17:30
(5) (チュートリアル) 認識の３つの階層
金沢 創 (淑徳大学)
チンパンジーなどと比較しながら，ヒトのコミュニケーション
の特徴について，自己と他者の処理階層という観点から考察する

● 11/6(火)

9:10-9:50
(6) 構文論から見た対話 --円滑な話者交替を可能にする構文構造--
木田 敦子 (TAO/CRL), 乾 裕子 (CRL/IBS), 神崎 享子 (CRL), 高梨 克也 (CRL), 井佐原 均 (TAO/CRL)
日本語文法論で論じられてきた文の階層構造を対話文に適用した
場合についての検討を行う。
9:50-10:30
(7) 漸進的な発話産出・理解の過程にみられる言語的性質
野口 広彰 (ATR/NAIST), 片桐 恭弘 (ATR)
情報の共有化過程をあいづちから捉え直す試みとして、多くの
聞き手があいづちを打てると判断する箇所の言語的特徴を考察する。
10:40-11:20
(8) 語釈文を利用した「p/n 辞書」の作成
小林 のぞみ (九工大), 乾 孝司 (奈良先端大), 乾 健太郎 (九工大)
　 談話中の各々の節について望ましい事態を伝える節か否かを
解釈する計算モデルと知識を構築したい．その第一歩として，
語・句をpositive/negativeに分類する「p/n 辞書」を語釈文から
自動的に作成する試みについて報告する．
11:20-12:00
(9) アンケートというコミュニケーション --{PI}手法を取り入れた意図の抽出方法--
乾 裕子 (通信総研/計量計画研), 兼重 賢太郎, 矢嶋 宏光 (計量計画研), 井佐原 均 (通信総研)
自由記述型のアンケート回答を回答者の意図にもとづいて分類する
ための方法について提案する。

(昼食)

13:10-13:50
(10) 「ああ」からみたコミュニケーション --形態分析から機能分析まで
坊農 真弓 (神戸大/JST-CREST)
いわゆる談話標識としての「ああ」の多様性を見ることにより、
感情心理学、音声学、情報処理、語用論的立場から見た、
それぞれの研究の特徴と課題を整理する。
14:00-14:40
(**) マルチモーダル対話システムＭＡＩＣＯの試作 ＊ビデオ（論文なし）
綿貫 啓子 (シャープ)
　音声としぐさでおしゃべりができる対話システム「ＭＡＩＣＯ」
を試作した。ビデオで紹介する。
14:50-15:30
(12) インタラクティブ性を重視した擬人化音声対話エージェントの基本設計
川本 真一, 下平 博 (北陸先端大), 嵯峨山 茂樹 (東大/北陸先端大), 新田 恒雄 (豊橋技科大), 西本 卓也 (京工繊大), 中村 哲 (ATR), 伊藤 克亘 (産総研), 森島 繁生, 四倉 達夫 (成蹊大), 甲斐 充彦 (静岡大), 李 晃伸 (奈良先端大), 山下 洋一 (立命館大), 小林 隆夫 (東工大), 徳田 恵一 (名工大), 広瀬 啓吉, 峯松 信明 (東大), 山田 篤 (ASTEM), 伝 康晴 (千葉大), 宇津呂 武仁 (豊橋技科大)
IPAプロジェクトで開発中の擬人化音声対話エージェント
においてインタラクティブ性を持たせるためのシステム設計、
および開発システムを紹介する。


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