人工知能学会 言語・音声理解と対話処理研究会(SLUD)第87回研究会を,
「第10回対話システムシンポジウム」として,以下の要領で開催します.
下記のフォームより事前参加登録を受け付けます。
申込締切は11月28日(木)12時です.
事前参加登録なしでも参加できますが,受付の混雑緩和のため事前登録に
ご協力ください.当日は,事前参加申し込み後に送られる自動返信メールを
印刷またはスマートフォンなどでお持ちください.
事前参加登録ページ(申込締切:11/28(木) 12:00)
https://forms.gle/CbPpshoPJvL8XZfL6
第10回目となる今回は,口頭発表,ポスター発表,デモ発表,若手萌芽ポスター
発表を含めて件の発表が予定されています.毎年盛況なデモセッションに加え,
今年も若手萌芽ポスターでは,独創性・将来性のある研究に対して若手奨励賞
を授与する予定です.招待講演には以下の先生をお呼びします.
岡田美智男先生(豊橋技術科学大学):ソーシャルなロボットにむけた関係論的アプローチ
神田崇行先生(京都大学):街角でのヒューマンロボットインタラクション
この他,SIGDIALに加えて,ACL,INTERSPEECH,NLP4ConvAI-WS,ICMIなどの
国際会議報告や,昨年初めて実施して好評だった,実際に会場で対話システム
を動作して評価する,対話システムライブコンペティションも行います.
対話システムの研究者や,対話システムに興味がある方々が,一堂に会する会
となるよう企画しておりますので,奮ってご参加いただければと思います.
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[1]日時・場所
[2]タイムテーブル
[3]プログラム
[4]招待講演のタイトルと概要
[5]対話システムシンポジウム10周年記念企画概要
[6]懇親会
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[1]日時・場所
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日時:2019年12月2日(月)3日(火)
会場:早稲田大学 西早稲田キャンパス 63号館2階04・05会議室
〒169-8555 東京都新宿区大久保3-4-1
https://www.waseda.jp/top/access/nishiwaseda-campus
参加費:無料(※資料集をご希望の方は資料代1,500円が必要です)
参加資格:特にありません.人工知能学会および本研究会非会員の方でも参加可能です.
共催: 早稲田大学グリーンコンピューティングシステム研究機構
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[2]タイムテーブル
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〇 12月2日(月)
10:00-10:05 開会挨拶
10:05-11:45 一般口頭発表 (4件)
11:45-13:00 昼休憩
13:00-14:00 招待講演1(岡田美智男先生)
14:00-14:05 休憩
14:05-15:20 一般口頭発表 (3件)
15:20-15:30 休憩
15:30-18:00 対話システム ライブコンペティション2
〇 12月3日(火)
10:00-12:30 一般ポスター・若手萌芽ポスター・デモ発表
12:30-14:00 昼休憩
14:00-15:00 招待講演2(神田崇行先生)
15:00-15:05 休憩
15:05-15:45 国際会議報告
15:45-16:25 対話システムシンポジウム10周年記念企画
16:25-16:45 若手奨励賞表彰・閉会
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[3]プログラム
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〇 12月2日(月)10:00-18:00
[10:00-10:05 開会挨拶]
[10:05-11:45 一般口頭発表 (4件)]
※発表時間25分(発表20分+質疑5分)
1. 未知語属性獲得のための質問の形式がユーザに与える印象の実験的分析
◯駒谷和範(阪大),中野幹生(HRI-JP)
2. ユーザに上手に説得される人狼知能対話システムの構築
◯稲葉通将(電通大)
3. アンドロイドERICAによる面接対話における掘り下げ質問生成
◯原康平,井上昂治,Divesh Lala,山本賢太,中村静,高梨克也,河原達也(京大)
4. 自律型アンドロイドERICAによる傾聴対話システムの評価
◯井上昂治,Divesh Lala,山本賢太,中村静,高梨克也,河原達也(京大)
[11:45-13:00 昼休憩]
[13:00-14:00 招待講演1]
5. 「ソーシャルなロボットにむけた関係論的アプローチ」
岡田美智男先生(豊橋技術科学大学)
[14:00-14:05 休憩]
[14:05-15:20 一般口頭発表 (3件)]
6. 質問タイプの分類に基づく登録外質問に対する応答生成
◯磯西爽太,井上昂治,高梨克也,河原達也(京大)
7 .Hierarchical tensor fusion for deception detection of negotiation dialog
◯Nguyen The Tung, Koichiro Yoshino, Sakriani Sakti, Satoshi Nakamura (NAIST)
8 .映画推薦対話システムを具体例としたユーザ内部状態のモデル化・コーパス構築・解析
◯児玉貴志,田中リベカ,黒橋禎夫(京大)
[15:20-15:30 休憩]
[15:30-18:00 対話システム ライブコンペティション2]
[オーバービュー]
9. 対話システムライブコンペティション2
◯東中竜一郎(NTT),船越孝太郎(京大),稲葉通将(電通大),角森唯子(NTTドコモ),高橋哲朗(富士通研),赤間怜奈(東北大),宇佐美まゆみ,川端良子(国語研),水上雅博(NTT)
[オープントラック]
10. ドメイン知識を用いてユーザを楽しませるルールベース雑談対話システムTokoChanBot
◯Dolça Tellols,小河晴菜(東工大)
11.雑談対話システムをどう評価すべきか - TripiaBotのライブコンペ予選通過から考える -
◯稲葉通将(電通大)
12.自然な流れに沿って対話を進めるアジェンダベース雑談対話システム
◯杉山弘晃,成松宏美,水上雅博,有本庸浩(NTT)
[シチュエーショントラック]
13.雑談対話システム構築フレームワークPyChatに基づく特定シチュエーション向け対話システム
◯中島圭祐,駒谷和範(阪大),中野幹生(HRI-JP)
14.自らの体験に基づき雑談する対話システム
◯成松宏美,杉山弘晃,水上雅博,有本庸浩(NTT)
〇12月3日(火)10:00-16:45
[10:00-12:30 一般ポスター・若手萌芽ポスター・デモ発表]
[一般ポスター] 5件
15.事態の一貫性推定に基づく雑談対話応答選択モデル
◯田中翔平,吉野幸一郎,須藤克仁,中村哲(奈良先端大)
16.超高齢化時代が対話システムに求める物理層の基盤的特性
◯市川熹(千葉大/工学院大/早大),嶋祐二(工学院大),堀内靖雄(千葉大),原大介(豊田工業大),酒向慎司(名工大)
17.与えた発話意図の再予測を用いた応答生成モデルの検討
◯隆辻秀和,吉野幸一郎,須藤克仁,中村哲(奈良先端大)
18.チャットボット運用における対話クラスタリング
◯戸田隆道(サイバーエージェント),黒岩稜(東大),友松祐太,杉山雅和(サイバーエージェント)
19.親密性を考慮した対話システムのためのマルチモーダル雑談コーパスの構築と分析
◯山﨑善啓,千葉祐弥,能勢隆,伊藤彰則(東北大)
[若手萌芽ポスター] 6件
20.聞き手の反応をモニターしながら説明する音声ガイドシステム
◯森本洋介,森大毅(宇都宮大)
21.対話コーパスに基づく新たなシステム対話行為の設計の検討
◯西本遥人,武田龍,駒谷和範(阪大)
22.対話ロボットの言語的協同による共感促進の効果とユーザの対話継続欲求への影響
◯楊潔,菊池英明(早大)
23. 感情表現を用いて説得を行う音声対話ロボット
◯浅井沙良,品川政太朗,吉野幸一郎,Sakriani Sakti,中村哲(奈良先端大)
24.負例を厳選した対話応答選択テストセット構築の試みと分析
◯佐藤志貴(東北大),赤間怜奈,大内啓樹,鈴木潤,乾健太郎(東北大/理化学研)
25.ロバストな対話システムのための発話スタイルに非依存なエンコード・デコード手法の提案
◯古舞千暁,滝口哲也,有木康雄(神大)
[デモ] 9件(他に11.と14.のデモ)
26.FAQ集から構築可能なQA対話システム
◯吉田尚水,岩田憲治,渡辺奈夕子,小林優佳,藤村浩司(東芝研究開発センター)
27.コーチングを行う対話システムの実現に関する研究
◯下田耕太郎,西野哲朗(電通大)
28.Attention機構による低頻度な対話行為の特徴を捉えた対話行為推定
◯泉春乃,加藤昇平(名工大)
29.業務効率化のための半自動知識獲得を行う抽出型読解システムの構築
◯関沢祐樹(Nextremer)
30.質問生成ソリューション「なんでもQuestion」の紹介
◯土居誉生,石垣泰地,小澤仁護,稲田徹(SCSK)
31.FoodChatbot: 料理ドメインの雑談対話システム
◯中野幹生(HRI-JP),駒谷和範(阪大)
32. ソニーにおけるキャラクタとの対話システムの取り組み
◯菅野沙也,肥田礼夢,宮崎千明,井上正則,土居正一,青山一美(ソニー)
33.おーぷん2ちゃんねる対話コーパスを用いた用例ベース対話システム
◯稲葉通将(電通大)
34.Risky Politeness:対話欲求侵害リスクの高い発話方略によって人間らしさを表出する雑談対話システム
◯宮本友樹,磐下大樹,遠藤水紀,永井望,片上大輔(東京工芸大)
[12:30-14:00 昼休憩]
[14:00-15:00 招待講演2]
35.「街角でのヒューマンロボットインタラクション」
神田崇行先生(京都大学)
[15:00-15:05 休憩]
[15:05-15:45 国際会議報告]
ACL: 高山 隼矢(大阪大学)
NLP4ConvAI: 田中 翔平(NAIST)
SIGDIAL: 松山 洋一(早稲田大学)
INTERSPEECH: 小林 優佳 (東芝)、稲熊 寛文(京都大学)
ICMI: 田中 宏季(NAIST)
【スライドはこちら】
[15:45-16:25 対話システムシンポジウム10周年記念企画]
36.「対話システム研究の10年を振り返って:これまでとこれから」
SLUD研究会主査 中野幹生(HRI-JP)
【スライドはこちら】
16:25-16:45 若手奨励賞表彰・閉会
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[4]招待講演のタイトルと概要
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〇岡田美智男先生(豊橋技術科学大学)
タイトル:「ソーシャルなロボットにむけた関係論的アプローチ」
概要:本講演では,子どもたちの手助けを上手に引き出しながらゴミを拾い集
める〈ゴミ箱ロボット〉,モジモジしながらティッシュを手渡そうとする〈ア
イ・ボーンズ〉,相手の目を気にしながらオドオドと話そうとする〈トーキン
グ・アリー〉,子どもたちに昔ばなしを語って聞かせようとするも,ときどき
大切な言葉を物忘れしてしまう〈トーキング・ボーンズ〉,言葉足らずな発話
によって聞き手の助け舟を引きだす〈Muu〉などの研究事例とともに,ソーシャ
ルなロボットの実現にむけた関係論的なアプローチについて紹介したい.
〇神田崇行先生(京都大学)
タイトル:「街角でのヒューマンロボットインタラクション」
概要:人々とコミュニケーションすることでサービス提供する「人らしいロボッ
ト」の研究が進んでいる.このようなロボットは,フィジカルな作業といった
従来からのロボットの役割だけでなく,将来的にたとえば「道案内」のように
実空間の様々な情報を親しみやすく分かりやすく提供する,といった人々との
インタラクションを主とするような役割も期待されている.こういったロボッ
トの実現のために,適切なヒューマンロボットインタラクション(人々とロボッ
トとのかかわりあいやコミュニケーション)が欠かせないことが分かってきた.
このようなロボットが人らしく振る舞って,人々と調和して行動できるように
するための基礎技術として,これまでに私たちが取り組んできたヒューマンロ
ボットインタラクションに関する一連の研究を紹介する.
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[5]対話システムシンポジウム10周年記念企画
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〇SLUD研究会主査 中野幹生(HRI-JP)
「対話システム研究の10年を振り返って:これまでとこれから」
概要:対話システムシンポジウムは今回で10周年を迎える.この10年間,対話
システムの研究開発は大きく進展した.対話システムが機械と人間のインタ
フェースとして有望であることが認知され,様々な商用システムが開発された.
その結果,多くの人が対話システムを利用するようになってきている.しかし,
対話システムが日常的に使われるようになるにはまだ様々な課題が残されてお
り,研究が十分行われていない分野も多い.本講演では,第一線の研究開発者
へのアンケートの結果を踏まえ,この10年の対話システムの研究開発の進展を
振り返るとともに,今後の展望を述べる.
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[6]懇親会
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昨年に引き続き,初参加の方も多くの方と交流しやすくなるよう,名刺交換を
兼ねたゲームを企画しております.大学や企業の研究者・開発者が交流できる
貴重な機会ですので,奮ってご参加ください.
ゲームには景品も用意されており,特に学生の皆さんは景品が獲得しやすい
ルールとなっていますので,積極的な参加をお待ちしています.
下記の「事前参加申し込み」より登録いただいた上で,支払い手続きをしてく
ださい. (チケットに余裕があれば当日参加も可能です)
日時:12月2日(月)19:00-21:00(18時30分より入場可)
場所:カフェコットンクラブ高田馬場
https://www.cafecottonclub.com/access/
会費:学生3500円,社会人5000円
事前参加申し込み(11月28日12:00申込締切):
https://forms.gle/CbPpshoPJvL8XZfL6
懇親会会費支払い(11月29日まで):
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/0190ud10knpn2.html
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[7]若手奨励賞受賞者
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若手ポスター発表の中から,以下の1件の発表に若手奨励賞が授賞されました.
24.負例を厳選した対話応答選択テストセット構築の試みと分析
◯佐藤志貴(東北大),赤間怜奈,大内啓樹,鈴木潤,乾健太郎(東北大/理化学研)
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【問い合わせ先】
第10回対話システムシンポジウム実行委員会
dialog-system-sympo@googlegroups.com
委員長 船越孝太郎(京大)
副委員長 藤江真也(千葉工大)
シンポジウム委員
稲葉通将(電通大)
井上昂治(京大)
岡田将吾(JAIST)
川端良子(国語研)
小林優佳(東芝)
駒谷和範(大阪大)
杉山弘晃(NTT)
徳久良子(豊田中研)
東中竜一郎(NTT)
松山洋一(早大)
吉野幸一郎(奈良先端大)
ライブコンペ専任委員
赤間怜奈(東北大)
宇佐美まゆみ(国語研)
高橋哲郎(富士通)
角森唯子(NTTドコモ)
水上雅博(NTT)
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※人工知能学会の研究会資料(第一種)の扱いについて
2015年4月以降に人工知能学会第一種研究会に投稿された研究会資料は紙冊子に
掲載されると同時に,学会事務局で資料ID(※1)を付与した上で学会文献提供
サイト「AI書庫」(https://jsai.ixsq.nii.ac.jp/ej/ )上のPDFファイルとして
閲覧可能となります.
発行日(※2)から一年間は,一本あたり(非会員 600円+消費税,学会員 300円
+消費税,登録会員 0円)にて販売します.一年間の保留期間(エンバーゴ)後は
無料購読できるようになりオンライン公開されます.
なおAI書庫上のデータには,標準的な識別子(番号)は付与されませんが,一般
的な検索エンジンや国立情報学研究所が提供するCiNiiなどから容易に検索でき
るようになります.
(※1)研究会資料ID付与規則の変更(2015年度より)
研究会資料ID(論文ID)の付与ルールを下記のように統一しました.
資料ID: [研究会名略称]-[巻(3桁)]-[号(2桁)] 例:SIG-SWO-021-03
巻: 研究会の通算の開催回数 例:21
号: 特定の回での論文の発表順 例:3
頁: 研究会毎に以下の何れかのポリシーで付与する.
A) 各回でページナンバリングしている場合は,そのページ情報を使用
B) そうでない場合には,発表毎に「pp. 1-論文のページ分量」
(※2)紙媒体の奥付に記載された発行日