日時:2021年3月1日(月),2日(火)
会場:オンライン開催
参加費:無料
資料集:冊子もしくは電子版で提供.
研究会会員・賛助会員: 通常通り郵送
それ以外
電子版(1,500円)※販売期間2月20日(土)~3月5日(金)まで
【通販サイト:https://jsaioffice.stores.jp/ 】
冊子(2,000円)※申し込み2月19日(金)まで 【申込先:https://forms.gle/9Jp9F4w94AdfJJT78 】
人工知能学会学生会員
参加資格:特になし 人工知能学会および本研究会非会員の方でも参加可能
参加方法:以下のWebページより事前登録をお願いいたします.
開催数日前にZoom URLを送信いたします. https://www.ai-gakkai.or.jp/sig-system/sigusers/add/slud/slud91
照会先:中野 幹生(C4A研究所) Email: mikio.nakano(あっと)c4a.jp
備考:情報保障等特別なサポートを希望される方はご相談ください. 可能な範囲で対応致します.
(発表は目安として発表20分、質疑10分)
8:45 Zoomオープン
9:00-9:05 オープニング
9:05-10:35 一般セッション1(3件)
1. ひとはどのようにして自分には関係ない話題と判断するのか
得丸 久文(カラハリプロジェクト)
2. 母音の錯覚から見る並列処理の心理的実在性
岸山 健(東大)
3. 機械翻訳を用いた翻訳言語および語用論的解釈の問題への一考察
-日本語文とその英訳文との比較対照を通して-
許 夏玲 (東京学芸大)
10:35-10:45 休憩(10分)
10:45-12:15 一般セッション2(3件)
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4. YouTube動画タイトルの語彙遷移に関する予備的分析:
インフルエンサーが示す視聴者とのピア性
天谷 晴香(国立国語研究所)
5. メタファーの自動生成による意味的な重ね合わせのあるキャッチコピー生成器の構築
梅村 奏子,狩野 芳伸(静岡大)
6. 日本手話における手の位置の音素に関するモーションキャプチャによる分析
西牧 樹生,堀内 靖雄(千葉大),原 大介(豊田工大),黒岩 眞吾(千葉大)
12:15-13:15 休憩(60分)
13:15-14:45 一般セッション3(3件)
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7. 雑談対話システムにおけるユーザーからの返答を考慮した発話生成
小堀 智さき,小林 哲則,林 良彦(早稲田大)
8. 多人数会話における複数話者音声を用いた発話可能タイミングの識別
植木 文弘,藤江 真也(千葉工大)
9. ユーザによる音声入力の取り止めはいかにして達成されるのか
-対話システムとの会話事例から-
小室 允人(千葉大),船越 孝太郎(東工大)
14:45-14:55 休憩(10分)
14:55-15:00 特別セッション「対話の分析・モデル化・自動処理」開始挨拶
15:00-16:00 特別セッション 招待講演1
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10. 人間同士の自然会話分析への多角的アプローチ -総合的会話分析と対話データの自動処理-
宇佐美 まゆみ 先生(国立国語研究所)
16:00-16:10 休憩(10分)
16:10-18:10 特別セッション1(4件)
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11. インタビュー対話コーパスへの発話意図タグの付与と分析
篠山 学(香川高専),松本 和幸(徳島大)
12. 物語は会話に織り込まれている-語る準備について-
許 家瑶(筑波大)
13. 相槌の形態と頷きの物理的特徴の関係
森 大河,伝 康晴(千葉大)
14. オンラインによるコンマ秒単位の遅延は漫才に何をもたらすか
-ジャルジャルの試みを手がかりに-
細馬 宏通(早稲田大)
18:10-18:15 事務連絡
8:45 Zoomオープン
9:00-9:05 事務連絡
9:05-10:35 特別セッション2(3件)
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15. 注文が達成されるとき-客はいかにして料理を受け取るのか-
岸本 健太(関西学院大)
16. 会話参加者の知識と参照表現の関係に関する予備的分析
-日本語地図課題対話を題材にして-
川端 良子(国立国語研)
17. 美容カウンセリングにおけるクライアントの納得場面の自動分析
天利 安志,岡田 将吾(北陸先端大),松本 妹子,貞光 九月,中元 淳(フューチャー)
10:35-10:45 休憩(10分)
10:45-12:15 特別セッション3(3件)
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18. 取引先との打ち合わせ談話における脱文脈化観点からの特徴
田中 弥生,小磯 花絵(国立国語研)
19. 聴取と動作によって生まれるアクションRPGゲーム空間
-視覚障害者の空間探索と認知-
田中 みゆき,細馬 宏通(早稲田大)
20. タングラム命名課題におけるメタ対話の役割と共通基盤
須藤 早喜,浅野 恭四郎(静岡大),光田 航,東中 竜一郎(NTT),竹内 勇剛(静岡大)
12:15-13:15 休憩(60分)
13:15-14:15 特別セッション 招待講演2
x21. 複数人会話データを活用した音声言語処理とアプリケーション
増村 亮 先生(NTTメディアインテリジェンス研究所)
14:15-14:25 休憩(10分)
14:25-15:55 特別セッション4(3件)
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22. 4人家族とロボット1体の対面コミュニケーション
-雑談データに基づいた社会言語学的分析-
白井 宏美(FCL(次世代コミュニケーション研究所)/慶應大)
23. マルチタスク学習に基づいた複数フロアの対話構造の自動解析
河野 誠也(奈良先端大),吉野 幸一郎(理研) David Traum (USC),中村 哲(奈良先端大)
24. マルチモーダル情報を用いた複数人議論の品質評価
塩田 宰,嶋田 和孝(九州工業大)
15:55-16:05 休憩(10分)
16:05-17:35 特別セッション5(3件)
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25. 対話破綻を含むマルチモーダル対話コーパスの収集と対話破綻検出
坪倉 和哉,鈴木 海斗,入部 百合絵(愛知県立大),北岡 教英(豊橋技科大)
26. Complaintの語りをaffiliativeに行う方法としてのlaughable episodes
臼田 泰如(国立国語研)
27. 自己開示の内面性と内容評価の分類に基づく返報の効用
~高齢女性による初対面会話を対象に~
徳永 弘子,西岡 菜月,山田 晴奈(東京電機大),楊井 一彦,髙栁 直人,
平石 牧子(花王),武川 直樹(東京電機大)
17:35-17:45 休憩(10分)
17:45-19:05 特別セッション パネル討論
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28. 対話データを用いた研究における文理連携の可能性を探る
パネリスト:片桐 恭弘 先生(はこだて未来大)
小磯 花絵 先生(国立国語研究所)
木村 昌紀 先生(神戸女学院大)
岡田 将吾 先生(北陸先端大)
司会: 中野 幹生(SLUD研究会主査,C4A研究所)
19:05-19:10 クロージング
19:30-21:30 オンライン懇親会
対話データ(人間同士の対話および人間と機械の対話のデータ)を用いた研 究は,言語学,心理学,社会学,情報学などの様々な分野で行われています. SLUD研究会ではこれまでも,様々な分野の対話研究が発表されており,課題や 情報の共有に役立ってきたと考えていますが,まだ不十分な面があると思われ ます.そこで,今回の研究会においては,対話データを用いたあらゆる研究を 対象にしたテーマセッションを開くことで,分野間の連携を促進したいと考え ています.
タイトル: 人間同士の自然会話分析への多角的アプローチ -総合的会話分析と対話データの自動処理- 概要: 本講演では,まず,1960年代に既に学際化していた言語学,言語研究と,その 中における「自然会話分析への様々なアプローチ」の目的や方法,及び,創始 者の出身分野の違いが目的や方法に与えている影響などについて概観する.そ の上で,「総合的会話分析」(語用論的アプローチ)に適するよう考案された 「基本的な文字化の原則(Basic Transcription System for Japanese: BTSJ)」 に基づく文字化資料と音声データを提供している『BTSJ日本語自然会話コーパ ス(トランスクリプト・音声)2020年版』(377会話,約92時間)構築の趣旨 と特徴を説明する.後半では,円滑なコミュニケーションのための言語ストラ テジーとしてのポライトネス理論,及び,談話レベルでポライトネスを捉える ことを主張して筆者が提唱した「ディスコース・ポライトネス理論」について, その骨格と新たな展開を紹介する.また,これらのデータや理論の「対話デー タの自動処理」分野との連携の可能性について考える.
タイトル:複数人会話データを活用した音声言語処理とアプリケーション 概要: 本講演では,複数人会話データを活用した音声言語処理技術,およびそれらを 用いたアプリケーションについて紹介する.複数人会話データは,コンタクト センタにおけるユーザとオペレータの会話データや,会議や雑談等の複数人の 会話データ等の音声データやテキストデータ,マルチモーダルデータのことを 指し,複数人が複数発話に渡ってインタラクションを行っていることが特徴と して挙げられる.アプリケーション化に向けた複数人会話データの用途として, 大きく2 点考えられており,1 点目はヒト対ヒトの会話を精緻に理解するため, 2 点目はヒト対機械の会話において,機械にヒトらしい振る舞いを獲得させる ためである.本稿ではこれら2 点について,具体的なアプリケーションに絡め ながら様々な技術を紹介する.また,複数人会話データに対して,大量のアノ テーションを行うことは困難であるという応用上の課題についても,どのよう な取り組みが行われているかを紹介する.
「対話データを用いた研究における文理連携の可能性を探る」
パネリスト:片桐 恭弘 先生(はこだて未来大) 小磯 花絵 先生(国立国語研究所) 木村 昌紀 先生(神戸女学院大) 岡田 将吾 先生(北陸先端大) 司会: 中野 幹生(SLUD研究会主査,C4A研究所)
主旨: 対話データの自動処理に関する理工系の研究は,人文科学の研究から多大な影響 な影響を受けてきました.発話行為論,話者交替,談話構造,会話の公準,基盤 化といった基礎概念や,ジェスチャー,表情,感情,社会性などに関する研究成 果は,現在の理工系の対話研究のベースになっています.次のブレークスルーや 新しい応用先の発見には,引き続き人文系の研究との連携が重要です.また,人 文系の研究においても,文理連携により,理工系の研究における課題が研究テー マの発見につながったり,対話の自動処理技術がデータの分析の効率を上げると いったメリットが生まれると考えます.しかしながら,理工系で深層学習の利用 が主流になり,詳細な特徴量の設計が必要なくなったことから,人文系と理工系 の関係が薄れていく懸念が生じています.
そこで本パネル討論では,対話データを用いた研究を行っておられる文理双方の 先生方をパネリストにお迎えし,(1) 理系側は文系側に何を望むか,文系側は理 系側に何を望むか?(2) 文理連携を阻んでいるものは何か?(3) 文理連携の促進 のためにどのような施策が考えられるか?について議論したいと考えています.
2015年4月以降に人工知能学会第一種研究会に投稿された研究会資料は紙冊子に 掲載されると同時に,学会事務局で資料ID(※1)を付与した上で学会文献提供 サイト「AI書庫」(https://jsai.ixsq.nii.ac.jp/ej/ )上のPDFファイルとして閲覧可能と なります. 発行日(※2)から一年間は,一本あたり(非会員 600円+消費税,学会員 300円 +消費税,登録会員 0円)にて販売します.一年間の保留期間(エンバーゴ)後は 無料購読できるようになりオンライン公開されます. なおAI書庫上のデータには,標準的な識別子(番号)は付与されませんが,一般的な 検索エンジンや国立情報学研究所が提供するCiNiiなどから容易に検索できるように なります.
(※1)研究会資料ID付与規則の変更(2015年度より) 研究会資料ID(論文ID)の付与ルールを下記のように統一しました. 資料ID: [研究会名略称]-[巻(3桁)]-[号(2桁)] 例:SIG-SWO-021-03 巻: 研究会の通算の開催回数 例:21 号: 特定の回での論文の発表順 例:3 頁: 研究会毎に以下の何れかのポリシーで付与する. A) 各回でページナンバリングしている場合は,そのページ情報を使用 B) そうでない場合には,発表毎に「pp. 1-論文のページ分量」 (※2)紙媒体の奥付に記載された発行日