AIシンポジウム’95(SIG-J)




日時: 1995年12月7日(木)・8日(金)
場所: 機械振興会館研修-1号室

構成: 第1日目(12月7日)特別企画<招待講演・パネル討論>
     テーマ:「AIチャレンジ95: 日本発-世界へ」
    第2日目(12月8日) 一般研究発表



特別企画プログラム

第一部:マルチエージェント・ロボティクス    <9:30~11:35>・・・1件25分
1.招待講演 「ロボット・ワールド・カップ概要」  
北野宏明(ソニーCSL)
2.招待講演 「実ロボットによるサッカーゲームへの挑戦」       
浅田 稔(阪大)
3.招待講演 「サッカーロボットにおける観察による学習 」
國吉康夫(電総研)
4.招待講演 「マルチ・エージェント研究の標準問題としてのサッカー 」
大沢英一(ソニーCSL)
5.招待講演 「ロボットサッカーのシミュレーターとルール 」
野田五十樹(電総研)
         <11:45~12:30>
6.全体討論 「RoboCup --- 今後の展開」
        司    会 北野宏明(ソニーCSL)
        ディスカッサント 浅田 稔(阪大)、國吉康夫(電総研)
                 大沢英一(ソニーCSL)、野田五十樹(電総研)

         
研究奨励賞授賞式    <13:30~13:40>

         
第二部:複雑系と知能    <13:40~14:30>・・・1件25分

7.招待講演 「Chaos力学系と記号の自己組織化」
        谷  淳(ソニーCSL)
8.招待講演 「適応進化によって知能が獲得されるのだろうか?」
        星野 力(筑波大)
         <14:40~17:00>
9.パネル討論 テーマ1:「記号処理の限界と新パラダイム ---
           ダイナミカル・システムは新パラダイムとなるか?」
        テーマ2:「複雑なシステム・知的システムを進化的に作れるか? 」
        司   会 北野宏明(ソニーCSL)
        パネリスト 谷  淳(ソニーCSL),中島秀之(電総研)
              橋田浩一(電総研)、星野 力(筑波大)   
            佐藤理史(JAIST)



SIG-SLUD関連の一般研究発表

(1) 自然言語解析の新しい方法 - LR表工学の提案 (1) 
田中 穂積, 李 輝, 徳永 健伸 (東工大)

自然言語解析のための新しい手法であるLR表工学について,その基本
的な考え方を述べる.

(2) 千葉大学地図課題対話における「はい」の韻律的特徴
小磯 花絵, 土屋 俊 (千葉大)

筆者等は、談話セグメントの境界を示唆する「はい」の機能について
分析を行なってきた。本発表においては、「はい」の諸機能と韻律的
特徴との関係について報告する。

(3) 協調問題解決におけるコーパスに基づく対話モデル
森川 恵美, 中里 収, 田中 修一, 白井 克彦 (早稲田大)

協調問題解決課題としてクロスワードパズルをタスクに選び、その対
話実験から得られた対話コーパスをもとにした対話のモデル化につい
て報告する。

(4) A first quantitative analysis of approximate pattern-matching
安藤 真一, Yves Lepage (ATR)

The process of building a tree-bank for natural language
processing purposes could be speeded up if retrieval of
similar sentences from the tree-bank would be possible. To
this end, we extended the Aho & Corasick algorithm to take
distances into account. We studied the shape of the automata
produced by this method and their asymptotic behaviour.