2014年の全国大会は愛媛県松山市で4日間開催いたしました.皆様のご協力により,参加者は2年連続で1,000名を超え,活気溢れる大会となりました.2015年全国大会は,北海道函館市で開催いたします.
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- 日付 :2015年5月30日(土)〜6月2日(火)
- 会場 :公立はこだて未来大学
- 基調講演
- 松原 仁 氏(人工知能学会会長,公立はこだて未来大学システム情報科学科 教授)
- タイトル(仮題): 人工知能は世の中をどう変えるか
- 招待講演1
- 伊藤 博之氏(クリプトン・フューチャー・メディア株式会社 代表取締役)
- タイトル:「初音ミク」の現在・過去・未来
- 招待講演2
- 湊 真一 氏(北海道大学大学院情報科学研究科 教授)
- タイトル:「フカシギの数え方」から広がる知能情報処理アルゴリズム技術
スケジュール:
- オーガナイズドセッション提案応募締切:2014 年 11 月 14 日(金)
- 発表申込(Webによる申込みのみを受け付けます.)
申込期間 | 2015年1月6日(火)~16日(金)午後2時厳守 |
申込方法 | 本ホームページ http://www.ai-gakkai.or.jp/jsai2015 にてお知らせ致します. |
論文の要件 | 論文該当分野に示される人工知能およびその関連分野の学術論文,事例報告またはソフトウエアのデモンストレーション,言語は日本語または英語とします. |
発表申込件数制限 | 口頭発表については,同一発表者が大会全体で発表申込できる件数は最大1件です.複数の発表をご希望の方は連名者や代理の方に発表申込をしていただくようお願いします. |
論文の採択 | 一般論文の採択はプログラム委員会において決定いたします.結果は2015年2月中旬までに通知します. ※採択通知後の変更は原則認められませんのでご注意ください. ※採択通知後に発表を取り消された場合も発表費はお支払いいただきます. |
原稿提出期間 | 2015年3月18日(水)〜24日(火) 午後2時厳守 ※これ以降の受付を一切認めません. |
論文集原稿 | 採択論文については,Webページで指定した形式に従ってPDFファイル原稿2〜4ページ(約4000〜8000字相当)を電子的に提出していただきます. |
論文事前閲覧 | 大会に先立ち,採択された全論文のPDFファイルを2015年5月18日(月)以降にWebで公開します.特許出願の際には,この日程にご留意ください. |
- 詳しくは本ホームページでお知らせします.情報は随時更新されます.また会誌2014年11月号でもお知らせいたします.
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函館市は,北海道南端に位置する人口約27万人の都市で,長崎,横浜,神戸,新潟とともに日本最初の国際貿易港として世界に門戸を開き,発展してきました.三方を海に囲まれ,函館山からの眺望はあのミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで三つ星を獲得するほどの絶景であり,特に夜景は世界一とも称されています.また,函館山の麓に広がる市街地には,開港当時より諸外国から多くの人々が訪れ,領事館,教会,洋館等が次々と建設され,現在でも洋風と和風が融合した和洋折衷建築が軒を連ねており,また街中に数多くの歴史的建造物が残されています.函館港に面したベイエリアには,海運業が盛んだった明治時代の赤レンガ倉庫がたたずみ,今でも港を中心に繁栄した古き良き時代の面影をとどめています.さらに,函館といえば鮮度抜群の魚介類で,海鮮丼やお寿司など枚挙にいとまがないほどの食の宝庫.なかでもイカは市の魚に指定されており,ちょうど大会期間中にスルメイカ(真イカ)の解禁日が重なります.
そして,大会会場となる公立はこだて未来大学は函館の市街地を一望できる丘陵地にあり,ガラス張りを多用した開放感あふれる非常に近代的な校舎にオープンマインドで外国の異文化を積極的に取り入れてきた函館の精神と相通じるものを感じます.
このように世界と向き合ってきた異国情緒溢れる函館の地で「人工知能」について語り合うことは非常に有意義であり,研究にも新鮮な風を吹き込むことにつながるのではないかと思います.また,海の幸にとどまらず世界各国から様々な食文化を取り入れてきた函館で絶品グルメをご堪能してみてはいかがでしょうか.
大会プログラムは,一般発表セッション,オーガナイズドセッション,近未来チャレンジセッション,インタラクティブセッションを予定していますので,皆様から奮っての発表・参加申込をお願いいたします.また,招待講演では2名の方からご講演をして頂きます.一人目のご講演は,初音ミクをはじめとするキャラクターボーカルを使った音声合成やデスクトップミュージックを手がけ,また北海道が起業の地であるクリプトン・フューチャー・メディア株式会社の代表取締役・伊藤博之氏をお招きする予定です.二人目のご講演では,JST ERATO 湊離散構造処理系プロジェクトの代表者である北海道大学教授の湊真一氏をお招きし,「「フカシギの数え方」から広がる知能情報処理アルゴリズム技術」というテーマでご講演をして頂く予定です.ご期待ください.