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論文募集

人工知能学会第18回全国大会(JSAI2004)および併設の国際ワークショップを上記の通り開催いたします.人工知能や関連分野の最新動向がわかるAIレクチャ,招待講演,基調講演の他に,「近未来チャレンジ」セッション,ディジタルポスターなど本学会独自の企画や,会員からの提案によるオーガナイズドセッションも予定しております.日頃の研究成果を世に問い,研究交流の輪を広げる絶好の機会です.どうぞ奮ってご投稿ください.



発表方法

発表カテゴリ1:オーガナイズドセッション

前回の大会から始まった, 会員の方の提案によるセッションです.このセッションで発表を希望される方は,論文投稿時にその旨を指定していただきます.採択されたセッションの詳細は下記をご覧下さい.

発表カテゴリ2:「近未来チャレンジ」セッション

「5年以内に実現でき,今まさに21世紀社会に役立つチャレンジテーマ」をスローガンとして,AIの真価を社会に発信するための特別セッションです.以下のように,2003年度に選抜されたテーマの進展に関する議論(サバイバル・オブ・チャレンジ)と新しいチャレンジテーマ(ニューチャレンジ)の募集を行います.

「サバイバル・オブ・チャレンジ」セッション

2003年度に選抜されたテーマにチャレンジした成果発表を行います.テーマに関連するものであれば,チャレンジ提案者でなくても投稿できます.

投稿内容
チャレンジしたテーマについての進展と将来の見込みや課題について,200〜300字のアブストラクトを提出してください.

発表方式
口頭発表.発表時間は20分(発表15分,討論5分)です.

2003年度に選抜されたテーマ
詳細は「近未来チャレンジ」を参照
チャレンジ名 提案者(所属)
1 RCT 高齢者・障害者の自立的移動を支援する Robotic Communication Terminals 矢入(江口)郁子(通信総合研究所)他
2 危機 危機管理シミュレーションとその分析 石田 亨(京都大学)、
松原 仁(公立はこだて未来大学)他
3 LOS 日常言語コンピューティング 岩爪 道昭(理化学研究所)他
4 デザイン 事例に基づくデザイン支援と評価基盤の構築 片寄 晴弘(関西学院大学, 科技団さきがけ研究21) 他
5 身体知 身体知の解明を目指して 古川 康一 (慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科)他

「ニューチャレンジ」セッション

新たな「近未来チャレンジ」テーマを募集します.

投稿内容
アブストラクトには,チャレンジの内容だけでなく,そのチャレンジが実現できる根拠,社会への貢献が期待できる根拠を1000字以内で明瞭に書いてください.

発表方式
口頭発表.発表時間は25分(発表15分,討論10分)です.

選抜・新規提案された「チャレンジテーマ」は,会場でのアンケート結果などをもとにプログラム委員会で選考され,次年度の「サバイバル・オブ・チャレンジ」に受け継がれていきます.選考結果は 2004年7月頃に「近未来チャレンジ」ホームページ,人工知能学会誌,人工知能学会メーリングリストなどのメディアを通じ,選出理由とともに発表します.


発表カテゴリ3:(ディジタル)ポスターセッション

通常の紙のポスターを用いた発表の他に,インターネット接続されたPCやプロジェクタ等を利用したプレゼンテーションおよびデモンストレーション(ディジタルポスター発表)が可能です.従来の口頭発表や通常のポスター発表に比べてはるかにビジュアルでインタラクティブな発表ができます.

発表方式
インターネットに接続されたLANとPCプロジェクタを用意します.PC等は発表者が用意して下さい.発表時間は90分です.


発表カテゴリ4:一般口頭発表セッション

通常の口頭発表です.

発表方式
OHPとPC用プロジェクタが利用可能です.発表時間は質疑応答を含め20分です.



発表申込

WWWによる申し込みのみを受け付けます

申込方法
発表申込は1月27日(火)14:00をもちまして締め切らせていただきました.

申込期間
2004年1月14日(水)14:00 〜 27日(火)14:00 厳守 

論文の要件
論文該当分野に示されるような,人工知能およびその関連分野の学術論文,事例報告またはソフトウェアのデモンストレーション.言語は日本語または英語とします.

講演方法
各発表者について,各カテゴリ1件以下の発表が可能といたします.複数のカテゴリへの発表申し込みは別々に行ってください.連名の著者に関する制限はありません.なお,オーガナイズドセッション希望の発表に関しては一般口頭発表セッションに回っていただく場合もありますので,あらかじめご了承ください.それによって1人の口頭発表が2件になる場合はいずれかの発表を取り下げていただきます.

論文の採択
一般論文の採択はプログラム委員会において決定いたします.結果は2004年3月上旬に通知します.

論文集原稿提出期間
2004年4月7日(水)14:00 〜 4月21日(水)14:00 厳守

論文集原稿
採択論文については,webページで指定した形式にしたがってpdfファイル原稿2ページ(約4,000字相当)を電子的に提出していただきます.ただし,希望により2ページまで追加できます.今回も論文集をCD-ROMとして発行いたします.

論文の事前閲覧
大会に先立ち,採択された全論文のWebでの公開を2004年5月24日以降に開始します.

優秀論文表彰
プログラム委員会で発表論文を審査し,一般発表(オーガナイズドセッション,近未来チャレンジ,ポスター,一般口頭発表セッション)の中から優秀論文賞を数件選出し,大会において表彰します.なお,発表カテゴリは選考に影響しません.

参加費
論文集(CD-ROM)代金込みです.発表参加者は4月30日(金)までにご入金ください.

会員
非会員
正会員 *2
学生会員
一般
学生
発表参加者 *1
12,000円
7,500円
20,000円
12,500円
聴講参加者
9,000円
4,500円
15,000円
7,500円

*1:発表料込み.ただし,2件目からの発表は1件につき3,000円追加.
*2:賛助会員を含む.


問合せ先
〒161-0821 東京都新宿区津久戸町4-7 OSビル402「2004年度人工知能学会全国大会事務局」
TEL:03-5261-3401
jsai2004@ai-gakkai.or.jp



論文投稿

申し込まれました発表のための論文集原稿の投稿につきましては、このページを御覧下さい。



国際ワークショップ

併設の国際ワークショップを2004年5月31日(月)〜6月4日(金)のうち2〜3日間にわたり開催します.以下の5件を予定しています。詳細は下記のリンクをクリックしてください。

  • First International Workshop on Emergence and Evolution of Linguistic Communication

  • Workshop on Agent-Based Modeling and Simulation

  • First International Workshop on Life Science Grid (LSGRID2004)

  • Logic and Engineering of Natural Language Semantics (mirror site)

  • Third International Workshop on Active Mining (AM-2004)

また全国大会参加費とは別に,ワークショップ参加費として3000円を予定しています.

なお,ワークショップ開催後,採択論文の中から優れたものを選んだpost proceedingsを,Springerのlecture notes in Artificial Intelligenceシリーズの1冊として出版する事を検討しています.


論文該当分野

1. 基礎・理論
AIアーキテクチャ,探索,プランニング,論理,知識表現,推論,ファジィ理論,確率推論,不確実性推論,アルゴリズム,計算量など.

2. 学習と発見
帰納学習,演繹学習,戦略学習,類推,概念学習,事例ベース推論,データマイニング,テキストマイニング,Webマイニング,知識発見,発見科学など.

3. 知識情報インフラストラクチャ
知識獲得,知識共有,ナレッジマネージメント,知識ベース管理,知識データベース,オントロジー,エキスパートシステム,構築方法論,インターネット標準化,Web検索,Webコミュニティ,コミュニティ支援,推薦システム,セマンティックWeb,Webサービス,デジタルライブラリ,XMLとメタデータ,MDAなど.

4. エージェント・分散人工知能
協調問題解決,エージェントの構造と機能,エージェント間通信,エージェントネット,学習エージェント,エージェント社会,人工社会と経済,エージェントプログラミングなど.

5. 創発システム
人工生命,進化的計算,遺伝的アルゴリズム,免疫システム,強化学習,適応学習システム,コネクショニズムなど.

6. 自然言語
自然言語理解,自然言語処理,対話処理,意図・談話理解,コーパス,機械翻訳,情報検索・抽出,音声認識・理解,音声対話処理,音声言語処理など.

7. パターン理解
画像認識・理解,シーン理解,動画像処理,視聴覚心理モデル,パターン組織化・検索など.

8. 認知と身体性
知能ロボット,移動体知能,認知アーキテクチャ,シンボルグラウンディング,ユビキタスコンピューティングなど.

9. ヒューマンインタフェース・知的学習支援システム
認知モデル,対話モデル,HCI,知的インタフェース,学習者モデル,教育戦略,知的CAI,対話的学習支援環境,協調学習支援,エデュテインメント,e-ラーニングなど.

10. マルチメディア
仮想・拡張現実感,マルチモーダルインタフェース,メディア統合,知的プレゼンテーション,共有作業空間,マルチメディアデータベースなど.

11. バイオインフォーマティクス
ゲノムデータベース,遺伝子解析,遺伝子制御ネットワーク,高次構造予測,分子進化,分子設計,分子計算,代謝経路解析,細胞シミュレーションなど.

12. AI応用
設計システム,診断システム,計画システム,知的制御システム,解釈・分析システム,コンサルテーションシステム,質問応答システム,社会・交通システム,医療支援システム,e-コマース,ゲーム,芸術,感性情報処理など.

13. その他
脳科学,認知科学,言語学,社会科学,システム科学など広い意味で人工知能に関連するテーマ.



オーガナイズドセッション

採択されたオーガナイズドセッションは以下の4件です.オーガナイズドセッションでの発表を希望する方は,発表申し込み時にその旨を記載してください.なお,一部のオーガナイズドセッションでは招待による発表が行われます.一般公募でオーガナイズドセッションを希望されても,発表の数が多い場合,あるいは 招待による発表を優先するなどの理由により,公募発表の一部に一般口頭発表セッションにまわっていただくこともありえます.発表時間なども一般口頭発表セッションと変わる可能性があります.各セッションでの発表時間や,招待による発表の有無,数などのより詳細な情報は後ほど本ページに掲載いたします.

1.確率はAIを救うか?
   提案者 鈴木 譲(阪大) 
      email: suzuki@math.sci.osaka-u.ac.jp
      tel: 06-6850-5315
      人工知能学会FAI研究会次期幹事
   主催: 人工知能学会FAI研究会

人工知能技術のリアルワールドへの進出に伴い,不確定性を扱う技術としてHMMやベイジアンネットなど確率・統計的手法が徐々に広まりつつある.本セッションでは,論理的手法の研究者,確率・統計的手法の研究者,および実際に現場で確率的手法を使っている研究者を招き,確率・統計的手法で救えるAI領域,救えないAI領域の両面を討論して頂く事により,これからの不確定性処理技術発展の方向を探って行く.

なお, 本セッションは招待講演者の発表のみとし, 発表の一般公募は行わない.

セッションの発表者:
松嶋敏泰 (早稲田)
麻生英樹 (産業総合技術研究所)
松本裕治 (奈良先端)
佐藤健 (情報学研究所)

2. イベント空間情報支援プロジェクト
   代表者 西村 拓一(産業技術総合研究所 サイバーアシスト研究センター(CARC))
       taku@ni.aist.go.jp

本プロジェクトは,イベントが開催される実空間において参加者・主催者双方の満足度向上を目指し,オープンな共通プラットフォームを構築し,産学官共同で各種情報支援モジュールの研究・実証試験を行い,有用な情報支援システムを社会に提供することを目指すものです.本プロジェクトでは,今大会を第2回目のプラットフォーム提供空間と位置づけ,「無電源小型情報端末CoBITを用いた位置に基づく情報支援システム」を使用した情報支援システムの構築を試みます.参加者全員にID発信タイプのCoBITを貸し出し,会場中に設置した無線LAN,ID受信センサネット,カメラ,PC,移動ロボットなどの環境システムにより位置履歴やインタラクション履歴を収集,自然な操作でより適切な情報サービスを目指します.ご協力いただけそうな方は,お気軽にお知らせください.ご指導,ご協力のほど,よろしくお願いいたします.

3. ことば--コンピュータ--コミュニケーション
   代表者 阿部 明典(ATR 知能ロボティクス研究所)
       ave@ultimaVI.atc.net.my

本セッションでは,昨年に引続き,コンピュータの上でことばを扱う問題に関して議論する予定である.コンピュータなどの機械メディアの上でことばを扱う研究を各々の観点から分野を横断して議論をしたいと考えている.
テーマ例:
コンピュータ,認知科学,社会学,心理学,脳科学,哲学,人工知能などの面から見た
  • ことばの問題
  • ことばの特性
  • ことばの生成,デザイン
  • 文学の問題
  • 文学の特性
  • 文学の生成,デザイン
  • コミュニケーションの問題
  • コミュニケーションの特性
  • コミュニケーションの生成,デザイン

4. 音声・言語処理技術を利用した言語教育支援システム
   代表者 伊東幸宏(静岡大学)
       itoh@cs.inf.shizuoka.ac.jp
       伊藤紘二(東京理科大学)
       itoh@itlb.te.noda.tus.ac.jp
   主催: 人工知能学会IES研究会

本セッションでは音声・言語処理技術を利用した教育支援システムに焦点を当て,最新の研究動向を整理し,今後の展開を議論する.そして,解決すべき技術的課題,教育的課題を共有し,この分野の今後の発展の礎を築くことを目的とする.本セッションは,シンポジウム形式で実施し,研究発表(20分,6件程度)と総合討論(1時間程度)で構成する.広い分野からの発表を歓迎します.