05月30日(Sat) 13:20〜15:00 D会場(3F北-大講義室-368)
演題番号 | 1D3-NFC-00-2 |
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題目 | 2大モデルによるマルチ・トリレンマ艦戒研究 |
著者 | 沢 恒雄(遊工学研究所) |
時間 | 05月30日(Sat) 14:10〜14:50 |
概要 | 関連分野の研究・開発の現状を記す。工業化社会から知識社会への遷移によりグローバリゼーションや価値観の歪などで、地球の環境、生物の生存環境や経済的価値の配分等は既に破断点を超え、「環境・社会・経済のトリレンマ」状態にある。それらの各領域自体にもトリレンマの状態を内包しており、多層・多重なマルチトリレンマと言える。その解決は既に不可能であり、代替としての艦戒(いましめとすべき手本)策として人口増加率・工業化率の低減を提唱してきた。更に際限なき欲望の低減化を追加したい。GMAIS(Global model Architecture Information System:特許出願(特開平10-198647))は、「思考・合意形成・集団意思決定」を支援する概念である。トリレンマ艦戒の方略としてGMAISを基盤とした「生物・人類温存モデル」と「文化・言語温存モデル」の2大モデルを提唱してきた。 関連分野の研究・開発の現状は、資本主義と歴史の終焉といわれる世界のマルチなトリレンマな世紀で、2大モデルを「環境・社会・経済」システムに織り込んで、安寧な世界に導く目論見をもつプロジェクトである。2大モデル基盤の施策には、西洋の要素還元論の科学技術論からの発展だけではなく、東洋思想ベースの総体論や偉大な日本の先人の良質な知的遺産である社会倫理感や自然への畏敬と崇拝や多神教・万世一系等の2670年の歴史観を心の拠りにした思索を軸とする。 当プロジェクトの社会貢献は、日本・日本文化・日本語とそれに関わる専門日本語教育システムの具体的なモデルや国際日本学の研究成果を知財として日本がCOE(情報発信基地)になり、従来のように脱覇権で、「マルチトリレンマ艦戒」の啓蒙と知財戦略の実践により世界は、「足るを知る」や「環境・社会・経済」の安寧を獲得できると確信している。 |
論文 | PDFファイル |