| 演題番号 | 2C2-OS2b-5 |
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| 題目 | (OS招待講演)将棋棋士の直観に関わる脳活動解明の試み |
| 著者 | 中谷 裕教（理化学研究所 脳科学総合研究センター） |
| 時間 | 06月02日(Thu) 16:20〜17:00 |
| 概要 | コンピュータ将棋と比較した場合の棋士の思考の特徴は直観です。コンピュータは圧倒的な計算能力を活かし、膨大な数の手を分析することで指し手を決めます。一方、棋士は戦術的に意味のある手が直観で分かります。その後の読みによる手の分析は直観的な判断の確認作業です。つまり、先に直観により答の候補を絞ってから分析を行うというところに 思考の特徴があります。将棋の課題を行っている時の脳活動を脳波計を用いて計測したところ、将棋の熟練度によって脳活動が異なることが明らかになりました。例えば将棋の駒組を提示すると、プロ棋士の脳はアマチュアよりも素早く反応します。本発表では、将棋棋士の脳活動の特性について紹介します。 |