近未来チャレンジ


近未来チャレンジセッションの提案・参加募集要項

近未来チャレンジセッションは本会議と同じ場所,期間での開催となります.

 

2016年度人工知能学会全国大会(第30回)での近未来チャレンジセッションの提案・参加を募集します.
人工知能学会は,5年以内という近未来に実現でき社会に役立つようなチャレンジングな研究テーマを提案し,新しい研究コミュニティを創出する研究者を応援しています.近未来チャレンジセッションは,全国大会の中でそのような場を具体的に提供している特別セッションです.

新しい研究テーマの提案者は,全国大会にて研究テーマの内容をご発表頂きます(「ニューチャレンジ」セッション).会場での聴講者と審査員による審査の結果,選抜されたテーマについては,テーマ提案者がオーガナイザとなり,翌年度の全国大会から最長4年連続して特別セッション(「サバイバル」セッション)を開催することができます.ただし,特別セッションの継続については,毎年会場聴講者と審査員による審査により行われます.

特別セッション継続中は,テーマ提案者は毎年1月頃に発行されます,人工知能学会論文誌「近未来チャレンジ特集」号に,ご自身の論文を投稿できるとともに,テーマ提案者が特に優秀と認めた研究発表(1~2件程度)について,特集論文への投稿を近未来チャレンジ担当(編集委員,選考委員)に対して推薦できます.

投稿された論文は通常の査読プロセスと異なり,近未来チャレンジの特性を考慮した査読基準(5年間という期間を踏まえ,序盤はその時点での成果よりも人工知能に立脚した社会的貢献達成までの計画の緻密さを重視し,後半になるほど達成度を重視する)に基づいて査読が行われます.

なお、4年連続で審査を通り、無事最終年度まで特別セッションを開催したオーガナイザは,学会から正式に近未来チャレンジ卒業が認定され,賞が授与されます.また,学会誌における解説論文の掲載や次年度の特別講演などの機会も与えられます.

その他にも近未来チャレンジへの参加を通じて,新しいコミュニティの創出ができた,研究者間の交流が盛んになったなど様々なメリットがチャレンジの卒業生の声として寄せられています.詳しくは「近未来チャレンジホームページ・卒業生の体験談紹介」(http://ultimavi.arc.net.my/ave/CREP/crep_survivors/)をご覧ください.

☆「ニューチャレンジ」セッション

新たな「近未来チャレンジ」テーマを募集します.詳しくは,「ニューチャレンジ」セッション論文募集をご覧ください.

【発表申込み方法】

  • 申し込みサイト・申し込み期間は一般発表と同じ
  • 「ニューチャレンジ」セッションを選択
  • 近未来チャレンジの新規テーマ名(=発表タイトル)
  • テーマ内容を表すキーワード
  • 発表アブストラクト(400字以上800字以内)
    以下の内容を含め,いかなる困難を新たに乗り越えるチャレンジであるのかを,人工知能関連技術・研究に立脚してご説明ください.

    • テーマの概要
    • 関連分野の国内外の研究・開発の現状
    • テーマ実現および社会への貢献プラン
※学会誌2015年11月号(Vol.30,No.6)に掲載しました「ニューチャレンジ」セッションの【投稿に必要な内容】(会告8ページ目3~9行目)が誤った記載になっておりました.正しくは上記しました【発表申し込み方法】となります.訂正し,お詫び申し上げます.

【発表方法】

  • 近未来チャレンジ「ニューチャレンジ」セッション内での口頭発表
    発表時間は40分(発表30分,討議10分).

※ ご提案は,人工知能に関わる内容でかつチャレンジングな提案に限ります.発表申し込み時のタイトルおよびアブストラクトから,プログラム委員会の調査において,明らかに人工知能の研究とは関係が薄いテーマ,または明らかに既に確立されている技術・研究テーマと判断されるものは,事前に投稿・発表をお断りすることがあります.ご了承ください.

 

☆「サバイバル」セッション

2015年度に継続が決まった特別セッションおよび2015年度の「ニューチャレンジ」セッションで新規に特別セッション開催が認められたセッションです.オーガナイザだけでなく,どなたでも発表できます.各チャレンジテーマの実現に向けた研究発表を募集します.「サバイバル」セッションでは,各チャレンジテーマについて多くの研究発表を募集することにより,そのチャレンジテーマを一つの研究分野として確立しようという狙いがあります.各チャレンジテーマに興味をお持ちの方,自分の研究をここにあげたチャレンジテーマに応用しようと考える方,自分ならこのチャレンジテーマにはこうアプローチするといった考えをお持ちの方などからの活発な投稿を期待します.

【発表申込み方法】

  • 申し込みサイト・申し込み期間は一般発表と同じ
  • 下記の2016年度開催決定の「サバイバル」セッションの中から希望のセッションを選択
  • 発表者の立場(オーガナイザ or 一般発表者)を選択
  • 発表タイトル
  • 論文内容を表すキーワード
  • 発表アブストラクト
    • 発表者が一般発表者(非オーガナイザ)の場合は、一般セッションと同じ200字以内にて記入してください.
    • 発表者がオーガナイザの場合は、200~300字でチャレンジの進展と将来の見込み,新課題について記入してください.

<2016年度開催決定の「サバイバル」セッション>

  1. 異種協調型災害情報支援システム実現に向けた基盤技術の構築[4回目]※最終年
    オーガナイザ:鳥海 不二夫(東京大学)
  2. クラウドベースのロボットサービスの統合基盤[3回目]
    オーガナイザ:成田 雅彦(産業技術大学院大学)
  3. 認知症の人の情動理解基盤技術とコミュニケーション支援への応用[3回目]
    オーガナイザ:竹林 洋一(静岡大学)
  4. コト・データベースによるモノ・コトづくり支援[3回目]
    オーガナイザ:西村 拓一(産業技術総合研究所)
  5. 世界価値観データベースに基づく世界消費者の把握[1回目]
    オーガナイザ:加納史子 FUMIKO KANO GLÜCKSTAD (Copenhagen Business School)

各「サバイバル」セッションの詳しい情報は「近未来チャレンジホームページ(http://ultimavi.arc.net.my/ave/CREP/survcha.html)」をご覧ください.

上述のチャレンジテーマに即した内容を投稿・発表してください.

【発表方法】

以下のいずれか,または両方から選択してください.

  • 近未来チャレンジ「サバイバル」セッション内での口頭発表
    発表時間20分(発表15分,討議5分)
  • インタラクティブ・セッション内での発表
    ポスター発表形式

ただし,インタラクティブ・セッションのみでの発表の場合,サバイバル審査の対象とはなりません.ご了承ください.

一般発表者の研究発表は,各チャレンジテーマの実現に向けた人工知能およびその関連分野の学術論文,事例報告に関する発表となります.なお,希望セッションへの発表件数が多いとき,または発表がセッションの主旨にそぐわないと思われる場合,一般セッションにまわっていただくことがあります.

オーガナイザの研究発表は,チャレンジテーマの進展と将来見込み,およびそれに向けた新課題に関する研究発表となります.

【お問い合わせ】

質問などありましたら,jsai2016-nfc [at] ai-gakkai.or.jp までお願いします.
近未来チャレンジ担当: 金岡 利知(富士通研究所),田中 貴秋 (NTTコミュニケーション科学基礎研究所)