メンタリングセッション

修士課程/博士課程の学生から大学や企業の若手研究者に至るまで幅広い研究者層の皆様を対象とし,招待講演とパネルディスカッションからなるメンタリングセッションを開催します.

今年度は「研究テーマの見つけ方」をテーマに2つの招待講演をいただきます.適切な研究テーマの設定は研究成果を大きく左右する重要な要素であり,特に若手研究者が主体的に研究活動を推進する時の最初の関門でもあります.普段の研究成果発表では聞けない,研究テーマの見つけ方にフォーカスした招待講演2件の後に,質疑応答を中心としたディスカッションを行います.自分のテーマを見つめ直す貴重な機会になると思います.皆様,奮ってご参加ください.

  • 開催日時: 2010年6月9日(水)16:10-17:40(90分)

招待講演1

大澤 幸生
  • タイトル:「論文が落ちた?それなら一歩前進です!」
  • 日時:16:10-16:40(30分)
  • 講演者:大澤 幸生(東京大学)
  • 概要:
    もしあなたが,ジャーナル論文の数を稼げば研究者としてシノいで行けると思っているなら,根本から間違いである.本講演では,卒論・修士課程・博士課程・助手・助教授・教授への一歩で常に異分野に移りながらも一貫した研究ポリシーを貫き、独自手法に100社超のユーザを得てビジネスチャンス発見をもたらした半生を振り返り「学会より現場」とつくづく語る.

招待講演2

荒井 幸代
  • タイトル:「郷にいれば郷に従え」の適応的テーマ設定
  • 日時:16:40-17:10 (30分)
  • 講演者:荒井 幸代(千葉大学)
  • 概要:
    最近耳にするWLB(Work, Life Balance).バランスを図る上で,自らの研究の軸足をあるべき場所に据えつつ,雇用先の求める仕事をするための試行錯誤体験を紹介する.

パネルディスカッション

  • 日時:17:10-17:40 (30分)
  • パネリスト:
    • 山川 宏(富士通研究所)
    • 大須賀 昭彦(電気通信大学)
    • 大澤 幸生(東京大学)
    • 荒井 幸代(千葉大学)
  • 概要:
    山川氏,大須賀氏のショートトークの後,会場及び司会からの質疑に対するディスカッションをする.