演題番号 | 1L2-1 |
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題目 | 基調講演 ニューロサイエンスからニューロテクノロジーへ |
著者 | 長谷川 良平(産業技術総合研究所) |
時間 | 06月01日(Wed) 13:50〜14:40 |
概要 | 今,世間では空前の脳ブームが到来している.書店にはタイトルに「脳」がつく本が平積みにされ,ネットでは「脳波トイ」なるおもちゃまで売られる時代になった.一方,高齢化や核家族化の進む日本社会では,身体機能が全般的に低下した高齢者が増えるだけでなく,疾病や事故によって脳や身体に重度の障害を受けた人々に対し,脳と機械を直結するブレイン-マシンインターフェース(BMI)による「生活の質(QOL)」向上技術の開発が期待されている.本講演では,このような基礎的脳科学(ニューロサイエンス)から脳科学の応用技術の開発(ニューロテクノロジー)への転換が進むようになった社会的・技術的背景を探るとともに,ニューロテクノロジーの開発事例として演者がこれまで取り組んできた脳波による実用的意思伝達装置「ニューロコミュニケーター」などについても紹介する. 特別セッション |