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1L2-2 事例紹介講演1 脳とコンピュータをつなぐ:非侵襲脳活動計測によるBCIの現状と展望

06月01日(Wed) 13:45〜16:30 L会場(507名-ホール(7F))
1L2 特別企画「脳科学応用とAI」

演題番号1L2-2
題目事例紹介講演1 脳とコンピュータをつなぐ:非侵襲脳活動計測によるBCIの現状と展望
著者加納 慎一郎(東北工業大学 工学部 知能エレクトロニクス学科)
時間06月01日(Wed) 14:40〜15:15
概要ユーザの脳活動から本人の意図を検出するBCI(brain-computer interface)に関する研究が注目されるようになって久しい.BCIは,ユーザにある課題(例えば,提示刺激に対する選択的注意,四肢の動作のイメージなど)を行うことを求め,その際のユーザの脳活動をEEG(脳波)やNIRS(近赤外分光法)などの非侵襲的手法によって計測し,それから情報を抽出することでユーザの意図を推定する手法である.発話や四肢の動作などの通常のコミュニケーション手段を用いることなく意図を外界に知らせることを可能にする本手法は,重篤な四肢麻痺患者などへの適用が期待されている.また,ユーザからの情報送信に加えて,計測された脳活動信号をユーザにフィードバックすることにより,外界から脳へ働きかけを行うための研究も始まっている.本講演では,BCIの原理と研究事例を紹介し,今後のBCIの展望について議論する.

特別セッション