メンタリングセッション

修士課程/博士課程の学生から大学や企業の若手研究者に至るまで幅広い研究者層の皆様を対象とし,招待講演と学生企画からなるメンタリングセッションを開催します. 今年度は,「研究のネットとリアル」をテーマとし,2件の招待講演,および,学生PC委員が企画運営するグループディスカッションを行ないます.招待講演は,ネットとリアルの両面での研究活動の活性化の工夫について,研究室の中と外の2つの視点でご講演いただきます.学生企画では,招待講演の内容を含めて,参加者の皆さんとご一緒に情報交換や討論を行う予定です.

  • 開催日時: 2013年6月5日(水)18:00-20:30
  • 場所: F会場 国際会議場2F 特別会議室

招待講演1

大向 一輝
  • タイトル:「理解されるための技術」
  • 時間:18:00-18:30(30分)
  • 講演者:大向 一輝(国立情報学研究所)
  • 概要: 共同研究やインターンなど,日常の研究コミュニティの外に出ることはステップアップのため重要な機会です.また,近い将来就職するにしても起業するにしても仕事の大半は他者とのコラボレーションです.その際に相手となる人や組織は,あなたの研究内容,スキルや経験を完全に把握しているわけではありません.その結果,互いに予期しない食い違いが起こることが多々あります.誤解を減らし,よいコラボレーションを行うためには,できるだけ情報を開示し,何に貢献できるかを正しく理解してもらうことが重要です.本講演では,自己アピールやコミュニケーションの円滑化のために,ネットとリアルの両面でどのような工夫ができるかを考えてみたいと思います.

招待講演2

山本 祐輔
  • タイトル:「いきいき研究室コミュニケーション ~ 教員・学生にとってWin-Winな研究室を目指して ~」
  • 時間:18:30-19:00(30分)
  • 講演者:山本 祐輔(京都大学 学術研究支援室 リサーチ・アドミニストレーター)
  • 概要: 「最先端の研究」「研究成果の還元」「学生の教育」など,様々な重要な役割を担う場であるはずの「大学研究室」. ところが,
     ・教員は会議や学生指導に精一杯で研究に時間を割けない…
     ・学生は就職活動が気になって研究に身が入らない…
    ということがあるように,実際には研究をうまくまわすのは至難の業です. 本講演では,大学の研究室のメンバーがその可能性を最大限に発揮できるよう,教員と学生間でWin-Winな関係を築くための研究室内のコミュニケーションのあり方を考えてみたいと思います.

学生企画

  • 時間:19:00-20:30(90分)
  • 場所:F会場 国際会議場2F 特別会議室
  • 概要:招待講演の内容を受けて,「研究のネットとリアル」に関する様々なテーマで参加者による討論を行う(詳細は学生企画のページをご参照ください)