講演名 | 日時 | 講師 | タイトル・資料 |
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講演1 | 12月9日(木) 9:55~10:45 |
田口 亮 氏(名古屋工業大学 准教授) | 「製造業のためのAI,画像認識入門 ~自動外観検査とその周辺~」 講演資料 |
講演2 | 12月10日(金) 10:05~10:55 |
加藤 昇平 氏(名古屋工業大学 教授) | 「DXで業務に変革を! ~機械学習と進化計算で工事計画や物流・人員配置を最適化~」 講演資料 |
講演3 | 12月10日(金) 13:20~14:10 |
岡田 陽介氏(株式会社ABEJA 代表取締役CEO) 新保 利弘氏(三菱ガス化学株式会社 生産技術部 主席) |
「DXにおけるAI活用 ~エンタープライズシステムへの適用事例~」 岡田氏資料 新保氏資料 |
■ 講演1 [12月9日(木) 9:55~10:45]
「製造業のためのAI,画像認識入門 ~自動外観検査とその周辺~」
【概要】
これまで自動外観検査などの複雑な情報処理システムは,外部に開発を委託することが常識でした.
しかし,近年,「AIの民主化」が進み,画像認識システムやAIシステムが誰でも簡単に作れる時代になってきており,自社でもAI技術を内製化したいという企業が増えてきています.
そこで本講演では,「AI初学者が基礎的な技術を理解し,自分で試せるようになること」を目指し,製造現場で利用される画像認識技術やAI技術をわかりやすく紹介していきます.
田口 亮 氏(名古屋工業大学 准教授)
■ 講演2 [12月10日(金)10:05~10:55]
「DXで業務に変革を! ~機械学習と進化計算で工事計画や物流・人員配置を最適化~」
【概要】
産業社会に変革をもたらしうるAIブームとデジタル・トランスフォーメーション(DX)の潮流の中で、企業の持続的な発展のために業務のデジタル化・最適化の技術が重要である。
講演者の研究室では、機械学習と進化計算の計算技術を高度に応用することで、次元数が極めて多く制約の厳しい制約付組合せ最適化問題を解決するアルゴリズムを開発している。
この研究シーズを産業現場のニーズに適用することで、あらゆる業務の効率化を社会実装している。講演では、建設・製造・物流の各企業との共同研究事例を紹介しながら、AI・DXを用いた業務の最適化について解説する。
加藤 昇平 氏(名古屋工業大学 教授)
■ 講演3 [12月10日(金) 13:20~14:10]
「DXにおけるAI活用 ~エンタープライズシステムへの適用事例~」
【概要】
多くの企業がデジタルトランスフォーメーション(DX)を進める中で、AIを積極的に活用することが多くなってきている。しかし、エンタープライズ領域において、これまでのカイゼン活動により驚異的な精度となったプロセスにAIを導入することは、期待される精度とのギャップが大きな障壁になっている。本セッションでは、そのような課題の解決にあたりHuman in the Loop Machine Learning(人間参加型機械学習)を応用するかたちでの具体的な導入プロセスを紹介し、検討することを目的としている。
岡田 陽介氏(株式会社ABEJA 代表取締役 CEO)
【略歴】
1988年生まれ。愛知県名古屋市出身。10歳からプログラミングをスタート。高校でCGを専攻し、文部科学大臣賞を受賞。大学在学中、CG関連の国際会議発表多数。その後、ITベンチャー企業を経て、2012年9月、AIの社会実装を手掛ける株式会社ABEJAを起業。2017年には、AI、ディープラーニングを中心とする技術による日本の産業競争力の向上を目指し、他理事とともに設立した日本ディープラーニング協会理事を務める。2021年より、那須塩原市DXフェローに就任。
新保 利弘氏(三菱ガス化学株式会社 生産技術部 主席)
【略歴】
専門は化学工学、プロジェクトマネジメント。新潟工場、鹿島工場、中国などで建設プロジェクトを通して化学プラント、樹脂プラントや医薬品プラントの設計と立ち上げを経験。工場の製造課長時代に、生産現場の業務改革を実践。現在、本社の立場でプロジェクトを起こし、化学工場にDX推進のためのAI活用を推進中。技術士 化学部門、総合技術監理部門。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科博士後期課程在学中。