企画セッション一覧
- KS-1 AI研究に自由はあるか?〜AI倫理をめぐる世界の動向を踏まえた第一歩とは?〜(武田 英明,江間 有沙)
- KS-2 22世紀チャレンジ~これまでの近未来チャレンジとこれから~(大澤 幸生,林田 尚子,成松 宏美)
- KS-3 食とAI -AIで切り開く未来社会-(野中 朋美,藤井 信忠)
- KS-4 未来社会の知能・虚構・リアリティ(大澤 博隆,長谷 敏司,宮本 道人,西條 玲奈,福地 健太郎,三宅 陽一郎)
- KS-5 機械学習における説明可能性・公平性・安全性への工学的取り組み(福島 俊一,川村 隆浩,神嶌 敏弘,中江 俊博,桑島 洋,石川 冬樹)
- KS-6 物理学との対話2– 科学とAIの接点–(澤 博,矢入 郁子)
- KS-7 Future Prototyping Methodology – Well-being を目指す未来価値共創(西中 美和,木下 裕介,白肌 邦生,増田 央)
- KS-8 役に立つ人の心の過程のモデリング(大森 隆司,寺田 和憲,林 勇吾,森田 純哉)
- KS-9 人工知能国際標準化への誘い(杉村 領一,江川 尚志,丸山 文宏,榎本 義彦,細川 宣啓,鄭 育昌)
- KS-10 AIマップタスクフォースの活動―AI初学者・異分野研究者のためのAI研究の俯瞰―(堤 富士雄,市瀬 龍太郎,森川 幸冶,植野 研)
- KS-11 ヒューマンインタラクション技術による自立共生支援AIの研究開発と社会実装に向けて(桐山 伸也,石山 洸)
- KS-12 NEDO次世代人工知能中核技術 ~人を見守り協働する人工知能の実現に向けて~(渡邊 恒文,辻井 潤一,鈴木 賢一郎,麻生 英樹)
KS-1 AI研究に自由はあるか?〜AI倫理をめぐる世界の動向を踏まえた第一歩とは?〜
6月4日(火) 13:20〜15:00
A会場
企画オーガナイザ
- 武田 英明(国立情報学研究所)
- 江間 有沙(東京大学)
概要
AIをめぐっては,国内でも内閣府,総務省などが相次いで指針等を発表し,国際的にはPartnership on AIといった企業の連携団体から,IEEEなどの学会,OECDやUNESCOなどの国際組織まで様々なところで議論が行われている.こういった状況下,AIに係わる研究者,開発者は自らの立ち位置の把握したうえで,進むべき研究開発の方向を提案し成果を示すことが期待されている.本セッションでは,こういった内外の動向を踏まえ,AI研究の置かれた状況を我々がどう受け止め行動すればよいかを研究者とともに議論を行う.
詳細な内容
http://ai-elsi.org/archives/758
KS-2 22世紀チャレンジ~これまでの近未来チャレンジとこれから~
6月4日(火) 15:20〜17:00, 6月4日(火) 17:20〜19:00
A会場
企画オーガナイザ
- 大澤 幸生(東京大学大学院)
- 林田 尚子(富士通研究所)
- 成松 宏美(NTTコミュニケーション科学基礎研究所)
概要
人工知能学会全国大会において約20年継続した,近未来チャレンジが歴史の幕を閉じます.【22世紀チャレンジ】は,これまでの近未来チャレンジを振り返り,その活力を,人工知能学会全国大会の次の世代に向けたプログラムへと継承することを狙った企画セッションです.四部構成で,分野外の識者の講演等により,22世紀のセカイを描きだし,22世紀に貢献できるとしたら,私たちは何ができるのか,議論できればと思います.
詳細な内容
https://teamq22c.wixsite.com/q22c
KS-3 食とAI -AIで切り開く未来社会-
6月5日(水) 9:00〜10:40
I会場
企画オーガナイザ
- 野中 朋美(立命館大学食マネジメント学部)
- 藤井 信忠(神戸大学大学院システム情報学研究科)
概要
食・食システム分野へのAI活用が広がっている.調理・提供現場におけるロボット導入や,対話型接客,需要予測など適用範囲は多岐に渡る.新たな食の組み合わせ,価値創造へのAI活用も進んでおり,従来の食ビジネス・サービスの発展だけでなく,ヘルスケアや地域活性など食を通じた課題解決にも期待が高まっている.本セッションでは,産学で活躍されるパネラー4名を迎えパネルディスカッションを行う.
詳細な内容
https://sites.google.com/view/aigastoronomy
KS-4 未来社会の知能・虚構・リアリティ
6月5日(水) 9:00〜10:40
K会場
企画オーガナイザ
- 大澤 博隆(筑波大学システム情報系)
- 長谷 敏司(日本SF作家クラブ)
- 宮本 道人(東京大学大学院 理学系研究科)
- 西條 玲奈(京都大学)
- 福地 健太郎(明治大学 総合数理学部)
- 三宅 陽一郎(日本デジタルゲーム学会)
概要
人工知能分野におけるSFの影響は強い.SFはアイディアを生み,研究者を動機づける一方で,AIへの不安も生んできた.本企画では,SFにおけるAIの扱われ方の調査結果を発表すると共に,人間の認知能力に技術的に介入するVR研究者の鳴海拓志氏,バーチャルなクリエイターとして多方面で虚構設計に関わる届木ウカ氏,民俗学的想像力と技術をテーマとするSF作家の柴田勝家氏のパネルを通じ,未来社会の虚構とリアリティの関係を論じる.
詳細な内容
KS-5 機械学習における説明可能性・公平性・安全性への工学的取り組み
6月5日(水) 9:00〜10:40
N会場
企画オーガナイザ
- 福島 俊一(科学技術振興機構)
- 川村 隆浩(科学技術振興機構)
- 神嶌 敏弘(産業技術総合研究所)
- 中江 俊博(デンソー)
- 桑島 洋(デンソー)
- 石川 冬樹(国立情報学研究所・機械学習工学研究会MLSE主査)
概要
機械学習技術が様々なシステムに組み込まれて,社会に広がっている.それにつれて,高い精度が得られる一方,説明可能性(ブラックボックス問題),公平性(差別・偏見問題),安全性(品質保証・動作保証問題)の課題も指摘されるようになってきた.本企画セッションは,5件の講演により,これらの課題に対する取り組みの動向を解説し,これからの方向性・対策を議論する.
詳細な内容
https://www.jst.go.jp/crds/sympo/201906_JSAI/index.html
KS-6 物理学との対話2– 科学とAIの接点–
6月5日(水) 17:20〜19:00
A会場
企画オーガナイザ
- 澤 博(名古屋大学 [物理学会理事])
- 矢入 郁子(上智大学 [AI学会理事])
概要
昨年の物理学会とAI学会合同企画第一弾では,深層学習などの近年の機械知能の進歩を背景に,かつて熱力学が成立したときのように新しい物理法則が生み出されるのではないかという期待があることについてに議論がなされました.第二弾の今回はその期待について深堀するとともに,物理学者とAI学者とのコラボレーション,学生の教育を含む人材育成などのあり方について双方の学会の総勢8名で議論を行う予定です.
詳細な内容
https://www.meeting.jps.or.jp/JSAI-JPS/
KS-7 Future Prototyping Methodology – Well-being を目指す未来価値共創
6月5日(水) 17:20〜19:00
F会場
企画オーガナイザ
- 西中 美和(総合研究大学院大学)
- 木下 裕介(東京大学)
- 白肌 邦生(北陸先端科学技術大学院大学)
- 増田 央(京都大学)
概要
当セッションでは,汎用人工知能の前提として,「どのような社会を私たちは作っていくのか?そこに人工知能は,どのように関わるのか」「それを実現するための仕組み」はどのようなものか,を検討するための方法論であるFuture prototypingを紹介します.(ここでの「仕組み」は制度や規範を想定します.)また,未来像のデザインに芸術やストーリーを融合したアリゾナ州立大の取り組みも紹介します.セッションでは,全員が参加可能な形のパネル・ディスカッションを実施し,討議を行う予定です.参加者の皆様とともに,楽しみながら未来をプロトタイピングしたく思っております.
詳細な内容
http://www-kasm.nii.ac.jp/~takeda/FP2019/FP2019.html
旧・企画セッション名
Future Prototyping ―未来への希望を生み出す仕組みとAI
KS-8 役に立つ人の心の過程のモデリング
6月6日(木) 13:50〜15:30
I会場
企画オーガナイザ
- 大森 隆司(玉川大学)
- 寺田 和憲(岐阜大学)
- 林 勇吾(立命館大学)
- 森田 純哉(静岡大学)
概要
対人サービスでは人の心の状態の推定はサービスの質向上に重要である.現在の人工知能は人の知的機能をモデル化しようとしているが,人の非言語であいまいな過程が意思決定を支配するというのが認知科学の知見である.本セッションは,この人の意思決定と人工知能の溝を埋めるべく,いくつかの事例についての人の認知過程のモデルとありうる展開を紹介し,対人サービス人工知能の新たな開発に資することを目指す.
詳細な内容
http://acml-shizuppi.net/jsai2019-cogmodel/
KS-9 人工知能国際標準化への誘い
6月6日(木) 13:50〜15:30
O会場
企画オーガナイザ
- 杉村 領一(国立研究法人産業技術総合研究所)
- 江川 尚志(日本電気株式会社)
- 丸山 文宏(株式会社富士通研究所)
- 榎本 義彦(日本アイ・ビー・エム株式会社)
- 細川 宣啓(日本アイ・ビー・エム株式会社)
- 鄭 育昌(株式会社富士通研究所)
概要
人工知能の標準化がISO/IEC JTC 1/SC 42で開始されて1年余が経過し,参加者も急増して活発な議論が行われている.日本はユースケースとアプリケーションの議論をリードしているが,他にもTrustworthiness,Bias,リスク管理,ライフサイクルなど多くの標準化が始まった.これら活動をリードする企業や研究機関のリーダから現状や方向性を紹介頂き,より多くの参加と活発な議論を誘う.
共催:情報処理学会
詳細な内容
https://www.itscj.ipsj.or.jp/oshirase/2019/04/190606.html
KS-10 AIマップタスクフォースの活動―AI初学者・異分野研究者のためのAI研究の俯瞰―
6月6日(木) 15:50〜17:30
I会場
企画オーガナイザ
- 堤 富士雄(電力中央研究所)
- 市瀬 龍太郎(国立情報学研究所)
- 森川 幸冶(パナソニック)
- 植野 研(東芝)
概要
AI研究は21世紀に大きく拡大し,全貌の俯瞰的な把握が難しくなっている.そこで,研究発展と外部アピールを目的に,主にAI初学者および異分野研究者のためのAIマップのβ版を理事会中心に作成した.β版は「知能を捉える視点」「基盤・手法・応用の相互作用」「知能活動のフロー」「技術と応用対象の連関」という異なる観点に基づく4枚のマップからなる.β版の紹介と参加者との意見交換,また関連してJST俯瞰報告書や機械学習マップを紹介する.
詳細な内容
KS-11 ヒューマンインタラクション技術による自立共生支援AIの研究開発と社会実装に向けて
6月6日(木) 15:50〜17:30
M会場
企画オーガナイザ
- 桐山 伸也(静岡大学)
- 石山 洸(エクサウィザーズ)
概要
全国大会の近未来チャレンジ「認知症の人の情動理解基盤技術とコミュニケーション支援への応用」の活動を基盤に,内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)に採択された「“認知症の本人と家族の視点を重視する”マルチモーダルなヒューマン・インタラクション技術による自立共生支援AIの研究開発と社会実装」のプロジェクトを紹介する.オープンイノベーションに基づく社会課題解決のためのAI研究について参加者全員で議論したい.
詳細な内容
http://jiritsu-kyosei.cihcd.jp/view/5
KS-12 NEDO次世代人工知能中核技術 ~人を見守り協働する人工知能の実現に向けて~
6月6日(木) 15:50〜17:30
O会場
企画オーガナイザ
- 渡邊 恒文(NEDO)
- 辻井 潤一(産総研)
- 鈴木 賢一郎(NEDO)
- 麻生 英樹(産総研)
概要
2015年度に開始された NEDO「次世代人工知能・ロボット中核技術開発」プロジェクトは研究開発の終盤に入り, 次世代人工知能中核技術の研究開発に留まらず,産学官連携によるそれら技術の社会実装により,現代社会の課題を解決すべく取り組んでいる.本企画セッションでは,人を見守り生活を支援する人工知能,人と共に働くロボット等を例に,それらを実現するための次世代人工知能中核技術の研究開発成果を紹介する.