企画セッション一覧
- KS-01 専門家支援における知識の構築法~パーソナライズの最適化を目指して(押山 千秋,西野 貴志)
- KS-02 画像とAI – MIRU2020プレビュー(佐藤 洋一,玉木 徹,木村 昭悟)
- KS-03 AIマップタスクフォースの活動 ―技術マップから課題マップへ―(堤 富士雄,森川 幸治,市瀬 龍太郎,植野 研,戸上 真人)
- KS-04 「住まい」のイノベーションにAI研究はどう貢献できるか?(清田 陽司,清水 千弘,諏訪 博彦,橋本 武彦)
- KS-05 共生インタラクションとIoTが拓く未来(栗原 聡,間瀬 健二,徳田 英幸)
- KS-06 次世代AI研究開発(1) 基盤技術開発と産業・社会への展開(坂元 清志、柳本 勝巳、大塚 亮太、仙洞田 充)
- KS-07 人工知能周辺での標準化動向を俯瞰する(杉村 領一,江川 尚志,坂本 静生,丸山 文宏,榎本 義彦,細川 宣啓,鄭 育昌,鯨井 俊宏)
- KS-08 人を”よみがえらせる”技術としてのAI創作物:AI美空ひばりとAI手塚治虫を例に(人工知能学会 倫理委員会)
- KS-09 次世代AI研究開発(2) さらなる進化に向けて(福島 俊一,中島 秀之,東 良太)
- KS-10 感情とAI(日永田 智絵,堀井 隆斗,長井 隆行,大平 英樹)
- KS-11 人工知能研究開発拠点の形成と研究開発エコシステムの構築(辻井 潤一,妹尾 義樹、麻生 英樹)
- KS-12 忘却するWebの実現に向けた認知的・経済的アプローチ(森田 純哉,山本 祐輔,高口 鉄平,遊橋 裕泰)
- KS-13 一人称視点ビッグデータを創るみんなの認知症情報学とマルチモーダル自立共生支援AI(桐山 伸也,小林 美亜)
KS-01 専門家支援における知識の構築法~パーソナライズの最適化を目指して
6月10日(水) 17:50〜19:30
L会場(大会議室@市民会館)
企画オーガナイザ
- 押山 千秋(産業技術総合研究所)
- 西野 貴志(YAMAGATA INTECH 株式会社&産業技術大学院大学)
概要
専門家を育成するための新人教育には、作業や手順をわかりやすく表記したマニュアルの整備は欠かせない。また、起こりうる様々な事例の知識の整備も必須となる。さらに、マニュアルや事例に示された形式知のみならず、専門家が暗黙的に行っている作業を可視化することも重要になる。知識を記述する際には,場当たり的に行うと再利用性を下げる恐れがある.オントロジーは知識記述者が知識を記述する際のガイドライン的役割を果たすものであり,再利用を指向した知識の蓄積と共有に役立つ.そのように記述された知識は視点が統一されているため,計算機システムで扱う際にも利用しやすい.今回、オントロジー工学に基づいて,介護等サービス業の行為の構造的記述と活用の研究に従事している産総研の西村悟史氏を招待し、「目的指向の行為に関する知識の構造的記述」について、ご講演いただき、マニュアルや事例の記述方法について、議論したい。
アジェンダ
<司会>西村拓一(国立研究開発法人産業技術総合研究所)
<企画>押山千秋(国立研究開発法人産業技術総合研究所)西野貴志(YAMAGATA INTECH 株式会社)
「マニュアル人間」という言葉がある。決められた仕事の手順やルールを墨守するあまり、そこから外れたことに直面すると適切な対応ができない人のことを指す表現だが、「マニュアル企業」や「マニュアル組織」という言葉を聞くことはあまりない。
働き方改革の必要性が高まる昨今、企業において業務の基準や作業標準がマニュアルとして整備することは当然と受け止められるが、作業者がマニュアル通りの行動によって顧客の満足を得られない状況が発生した場合、能力の低い「マニュアル人間」と評されることがある。
作業の現場では状況が刻々と変化しており、作業者のスキルや与えられている(と認識している)裁量に応じたマニュアルを作成することの困難さが「マニュアル人間」という言葉が無くならない背景にあるという考えから、業務プロセス知識を獲得・記述できるオントロジ工学への期待を述べる。
また、将来的には現場を撮影した動画から現場での人の行動を認識して、動作についての説明を生成するような技術の開発への期待も高まっており、それらの技術においてオントロジ工学が果たしうる役割についても議論したい。
<招待講演者>西村悟史(国立研究開発法人産業技術総合研究所)
タイムライン
・西村拓一氏による開始のあいさつおよびメンバー紹介(10分)
・押山・西野より、企画意図について(20分)
・西村悟史氏による招待講演「目的指向の行為に関する知識の構造的記述~心理学への期待」(45分)
・パネルディスカッション(25分)
詳細な内容
https://aistyamagata.wixsite.com/jsai2020
KS-02 画像とAI – MIRU2020プレビュー
6月10日(水) 15:50〜17:30
A会場(4F 5F 6F メインホール@熊本城ホール)
企画オーガナイザ
- 佐藤 洋一(東大)
- 玉木 徹(広島大)
- 木村 昭悟(NTT)
概要
人工知能技術を活用した画像の認識・理解に関するチュートリアル,及び本企画セッションの関連会議である「画像の認識・理解シンポジウム MIRU2019」での優秀論文の紹介を通じて,人工知能分野の研究者の方々に画像認識・理解技術の最先端を感じていただくと共に,人工知能技術と画像認識・理解の連携について議論を深めることを目指す.
アジェンダ
・金子卓弘(NTT) 「チュートリアル: Generative Adversarial Networks の基礎・発展・応用」(40分)
・南蒼馬(中部大) 「複数ネットワークの共同学習における知識転移グラフの自動最適化」(20分:MIRU2019最優秀賞受賞論文)
・坂井康平(名大) 「符号化開口カメラによる動的な光線空間の取得に向けて」 (20分:MIRU2019優秀賞受賞論文)
・三津原将弘(中部大) 「Attention mapを介した deep neural networkへの人の知見の組み込み」(20分:MIRU2019フロンティア賞受賞論文)
詳細な内容
https://sites.google.com/view/miru2020/プログラム/jsai2020-企画セッション
KS-03 AIマップタスクフォースの活動 ―技術マップから課題マップへ―
6月11日(木) 15:40〜17:20
A会場(4F 5F 6F メインホール@熊本城ホール)
企画オーガナイザ
- 堤 富士雄(一般財団法人 電力中央研究所)
- 森川 幸治(Connect株式会社)
- 市瀬 龍太郎(国立情報学研究所)
- 植野 研(株式会社 東芝)
- 戸上 真人(LINE株式会社)
概要
AI学会理事会は、AIマップタスクフォースを組織し、2019年6月に「AIマップβ -AI研究初学者および異分野研究者のためのAI研究の俯瞰図ー」を公開した。今回は、AIマップβに寄せられた意見を参考に、新たに作成した「AI課題マップ」を含むAIマップβ 2.0を紹介し、議論する。AI課題マップでは、AI技術を応用して課題解決を狙う人々に向けて、幅広い技術への到達方法や、より良い方法の発見を助けることを目指している。
アジェンダ
0. オーガナイザー・パネリスト紹介
1. オープニング ―AIマップβ (2019)へ頂いた要望と対応― (20分)
1.1 Sli.do の練習 (戸上)
1.2 AIマップ活動の紹介、AIマップとは(堤)
1.3 技術マップのアップデートの説明 (市瀬)
2. AI課題マップの紹介1 技術マップと課題マップの関係(森川)(20分)
ーーーこれまでに頂いた質問の振り返り(戸上)ーーー
3. AI課題マップの紹介2 チュートリアル(植野)(20分)
4. 日本科学未来館「みんなでつくるAIマップ」 (漆畑)(10分)
5. パネルディスカッション Sli.do併用、質問選定:戸上 (20分)
(進行:堤、パネリスト:森川、市瀬、植野、伊東、友野、漆畑)
6. クロージング (津本)
・最新版のAIマップの電子ファイルを、当日までにインターネットよりダウンロード可能とする予定である。(オンライン開催となったため、印刷物は作成しないこととした。)
・本企画セッションでは Sli.do (https://www.sli.do/) を活用して参加者の意見を収集する。Sli.doのイベントコードは当日アナウンスする。
詳細な内容
KS-04 「住まい」のイノベーションにAI研究はどう貢献できるか?
6月12日(金) 14:00〜15:40
A会場(4F 5F 6F メインホール@熊本城ホール)
企画オーガナイザ
- 清田 陽司(株式会社LIFULL)
- 清水 千弘(東京大学)
- 諏訪 博彦(奈良先端科学技術大学院大学)
- 橋本 武彦(株式会社GA technologies)
概要
「住まい」に関わる分野(不動産、建築、都市、地域など)においてAI応用により生み出されているイノベーションの事例を取り上げるとともに、今後の「住まい」の望ましい在り方について議論を深めます。
アジェンダ
・イントロダクション(10分)
・基調講演(50分、質疑応答込み)
山崎 俊彦 氏(東京大学大学院情報理工学系研究科 准教授)
マルチメディア処理技術やIoT技術の応用事例をご紹介いただくとともに、山崎氏が推進されている「魅力工学」の観点から、未来の「住まい」の在り方についての議論を提起していただきます。
・パネルディスカッション(40分)
事例紹介、今後のAI研究への期待、未来の「住まい」の望ましい在り方に向けて
登壇者:
山崎 俊彦 氏(東京大学大学院情報理工学系研究科 准教授)
飛田 茂実 氏(一般社団法人不動産協会 事務局長代理)
諏訪 博彦 (奈良先端科学技術大学院大学)
清田 陽司 (株式会社LIFULL)
司会進行:
清水 千弘(東京大学空間情報科学研究センター 特任教授)
詳細な内容
https://sites.google.com/view/realestate-ai/
KS-05 共生インタラクションとIoTが拓く未来
6月11日(木) 15:40〜17:20
L会場(大会議室@市民会館)
企画オーガナイザ
- 栗原 聡(慶應義塾大学)
- 間瀬 健二(名古屋大学)
- 徳田 英幸(情報通信研究機構)
概要
人工知能技術・ビッグデータ解析技術・IoT技術等を発展させ社会に浸透させるには、現実社会とサイバー空間の融合が必要です。そのためには、情報環境の知能化や人間拡張技術の進展により、環境知能と拡張された人間が共存する新しい共生社会のインタラクション(共生インタラクション)をデザインすることが急務です。平成29年から研究が開始されたJST CREST「人間と情報環境の共生インタラクション基盤技術の創出と展開」は,人間・機械・情報環境からなる共生社会におけるインタラクションに関する理解を深め、人間同士から環境全体まで多様な形態でのインタラクションを高度に支援する情報基盤技術の創出と展開を目指しています。そして、現実社会とサイバー空間の融合になくてはならないIoT技術においても、昨年度からJSTさきがけ「IoTが拓く未来」による研究が開始されています。Society5.0が実現された超スマート社会においては、IoTでつながった人や機器から生み出される大量かつ多様なデータを、サイバーフィジカルシステムにおいて、AI やビッグデータ処理などの情報科学技術により分析・活用し、インテリジェントな機器等をニーズに合わせて制御することで、機器単体では決して得られない新しい価値やサービスを創発することが期待されています。このような超スマート社会の実現を見据え、従来技術の単純な延長では得られない、質的にも量的にも進化した次世代IoT技術の基盤構築を目指しています。そこで,本セッションでは,共生インタラクション研究のこれまでの研究展開のいくつかを紹介するとともに,まだまだ新たな展開を進める必要がある,共生インタラクションとIoTとの融合に向けた課題や展望についてパネル討論を行いたいとおもいます。
アジェンダ
未定
詳細な内容
https://sites.google.com/view/jsai2020-jst
KS-06 次世代AI研究開発(1) 基盤技術開発と産業・社会への展開
6月9日(火) 13:20〜15:00
A会場(4F 5F 6F メインホール@熊本城ホール)
企画オーガナイザ
- 坂元 清志(国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO))
- 柳本 勝巳(国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO))
- 大塚 亮太(国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO))
- 仙洞田 充(国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO))
概要
NEDOは、人工知能分野において、トップレベルの技術やデファクトとなり得る中核技術の研究開発プロジェクトを推進している。本セッションでは、人工知能技術に関し、既存業務への早期適用に向けた開発速度を向上させる技術開発、人の発想や創造・判断を支援する技術開発、さらに各分野で進めている実フィールドでの実証状況などの取組と成果を紹介する。また、今後の少子高齢化社会で労働生産性を向上させる新たな人工知能の基盤技術開発についても紹介する。
アジェンダ
(1)次世代人工知能・ロボットの中核となるインテグレート技術開発
・プロジェクト紹介 柳本 勝巳(NEDO)
・実施者による成果報告 3者
(2)人工知能技術適用によるスマート社会の実現
・プロジェクト紹介 坂元 清志(NEDO)
・実施者による成果報告 3者
(3)人と共に進化する次世代人工知能に関する技術開発事業
・事業紹介 調整中
詳細な内容
https://www.nedo.go.jp/events/CD_100122.html
セッション動画
※7月12日で動画にはアクセスできなくなります.
KS-07 人工知能周辺での標準化動向を俯瞰する
6月10日(水) 17:50〜19:30
A会場(4F 5F 6F メインホール@熊本城ホール)
企画オーガナイザ
- 杉村 領一(産総研)
- 江川 尚志(NEC)
- 坂本 静生(NEC)
- 丸山 文宏(富士通研究所)
- 榎本 義彦(日本アイ・ビー・エム)
- 細川 宣啓(日本アイ・ビー・エム)
- 鄭 育昌(富士通研究所)
- 鯨井俊宏(日立製作所)
概要
人工知能に関する国際標準化動向(品質,ライフサイクル,信頼,ガバナンス等)を俯瞰的に解説するセッションを開催致します。ISO/IEC JTC 1/SC42 Artificial Intelligence にて国際標準策定中の有識者から解説を行い、人工知能に関する研究者や人工知能を商用利用しようと考えておられる企業からの参加者に、標準化の背景となる課題、動向、社会への影響について理解を深めていただくことを狙います。
アジェンダ
未定
詳細な内容
https://www.airc.aist.go.jp/info_details/jsai200610.html
KS-08 人を”よみがえらせる”技術としてのAI創作物:AI美空ひばりとAI手塚治虫を例に
6月10日(水) 13:50〜15:30
A会場(4F 5F 6F メインホール@熊本城ホール)
企画オーガナイザ
- 人工知能学会 倫理委員会(人工知能学会 倫理委員会)
概要
2019年9月にNHKがAI美空ひばりを作成し、2020年2月には手塚プロがAI手塚治虫として新たな漫画を作成した。
人工知能を使うことによって、故人を「よみがえらせて」もいいのか、そこにおける著作権、創作者性を誰がどのように相続して展開していけるのか、社会による受け止め方は遺族、ファン、あるいはまったく知らない人によって多様であり文脈、文化依存性があります。
このような倫理的かつ法的、社会的な様々な課題に対して、研究者や企業は社会一般とともに考えていくことが求められます。
本イベントでは、AI美空ひばりとAI手塚治虫プロジェクト関係者をお招きして話題提供いただいたのち、倫理委員会のメンバーとともにパネルディスカッションを行って論点を整理していきます。
アジェンダ
■話題提供
〇AI美空ひばりプロジェクト
・井上雄支氏 (NHK第3制作ユニット チーフディレクター)
・大道竜之介氏(ヤマハ(株)第1研究開発部)
〇AI手塚治虫プロジェクト
・手塚 眞氏(株式会社手塚プロダクション 取締役・ヴィジュアリスト)
・栗原 聡氏(慶應義塾大学/人工知能学会倫理委員会)
■パネルディスカッション
・井上雄支氏 (NHK第3制作ユニット チーフディレクター)
・栗原 聡氏(慶應義塾大学/人工知能学会倫理委員会)
・佐藤智晶氏(青山学院大学/人工知能学会倫理委員会)
・大道竜之介氏 (ヤマハ(株)第1研究開発部)
・武田英明氏 (国立情報学研究所/人工知能学会倫理委員会)
・手塚 眞氏 (株式会社手塚プロダクション 取締役・ヴィジュアリスト)
■司会
・江間有沙 (東京大学/人工知能学会倫理委員会)
詳細な内容
http://ai-elsi.org/archives/1062
KS-09 次世代AI研究開発(2) さらなる進化に向けて
6月9日(火) 15:20〜17:00
A会場(4F 5F 6F メインホール@熊本城ホール)
企画オーガナイザ
- 福島 俊一(科学技術振興機構 研究開発戦略センター)
- 中島 秀之(札幌市立大学)
- 東 良太(科学技術振興機構 研究開発戦略センター)
概要
深層学習によって高精度なパタン認識・生成が可能になっただけでなく、柔らかな記号処理も可能になってきた。これまで、データから学習する「即応的知能」と記号・論理を用いる「熟考的知能」という人間の知能の2つの側面が、別々のAIシステムとして技術発展を遂げてきたが、それらが統一的な考え方のもとで融合する可能性が見えてきた。本企画セッションでは、このようなAI進化の方向性について、招待講演2件とパネル討論によって論じる。
アジェンダ
(1) 趣旨説明[10分]
福島俊一(科学技術振興機構)
(2) 講演「世界モデルと記号処理」(仮)[30分]
松尾豊(東京大学)
(3) 講演「確率的深層生成モデルによる実世界自律知能の創成に向けて
~記号創発ロボティクスが生み出す認知アーキテクチャ~」(仮)[30分]
谷口忠大(立命館大学)
(4) パネル討論[30分]
中島秀之(札幌市立大学)および上記登壇者
詳細な内容
https://www.jst.go.jp/crds/sympo/202006_JSAI/index.html
セッション動画
※7月12日で動画にはアクセスできなくなります.
KS-10 感情とAI
6月11日(木) 9:00〜10:40
L会場(大会議室@市民会館)
企画オーガナイザ
- 日永田 智絵(大阪大学(2月1日より奈良先端科学技術大学院大学)
- 堀井 隆斗(大阪大学および東京大学国際高等研究所ニューロインテリジェンス国際研究機構)
- 長井 隆行(大阪大学および電気通信大学人工知能先端研究センター)
- 大平 英樹(名古屋大学)
概要
本セッションは⼼理学・神経科学における感情へのアプローチとロボティクス・⼈⼯知能研究における感情へのアプローチを通して,感情の本質やメカニズムについて議論する.異なる分野における「感情」に関わる知⾒を互いの分野に取り込み感情研究を促進することで,これまで曖昧なものだと思われていた「感情」の本質を明らかにし,⼈の知能に迫る⼈⼯知能研究への発展を目指す.
アジェンダ
(1) 趣旨説明
(2) 講演「 感情の主観性を認知神経科学から考える 」
寺澤悠理(慶応義塾大学)
(3) 講演「 ロボットにおける自律性情動反応モデルと感情の考察 」
尾形哲也(早稲田大学)
(4) 講演「個人が他者情動をどう認知するかの計算論的推定モデル」
熊野史朗(NTT)
(5)質疑
詳細な内容
https://sites.google.com/view/emotion-and-ai/
KS-11 人工知能研究開発拠点の形成と研究開発エコシステムの構築
6月11日(木) 9:00〜10:40
A会場(4F 5F 6F メインホール@熊本城ホール)
企画オーガナイザ
- 辻井 潤一(産業技術総合研究所人工知能研究センター)
- 妹尾 義樹(産業技術総合研究所人工知能研究センター)
- 麻生 英樹(産業技術総合研究所人工知能研究センター)
概要
人工知能の先端研究開発では、オープンイノベーションが重要であり、それを支える大規模な計算環境やエンジニアリング環境、データの集積、多くの研究者やステークホルダーの共同が重要です。産総研の人工知能研究 センターは、2015年の設立以来、国内の研究開発拠点の一つとして、「AI for Society and Industry:実世界で人と 協働できる AI」の研究開発エコシステムを構築してきました。本企画セッションでは、これまでの 5年間の取組 みを踏まえて、今後の進め方について議論したいと思います。
アジェンダ
・産総研 人工知能研究センター活動と今後の方向性(30分):辻井 潤一(産総研 人工知能研究センター長)
・人工知能研究センターの取組み事例紹介(15分 x 2)
・パネルディスカッション(40分):
辻井 潤一(産総研)、NEDO関係者、大学関係者、企業関係者、等から全体で 4名~5名程度の登壇者を想定し、
日本における人工知能の研究開発拠点の形 成と研究開発エコシステムの構築について、フロアも交えて議論していただく。
詳細な内容
https://www.airc.aist.go.jp/info_details/jsai200611.html
KS-12 忘却するWebの実現に向けた認知的・経済的アプローチ
6月10日(水) 9:00〜10:40
L会場(大会議室@市民会館)
企画オーガナイザ
- 森田 純哉(静岡大学)
- 山本 祐輔(静岡大学)
- 高口 鉄平(静岡大学)
- 遊橋 裕泰(静岡大学)
概要
近年のWebおよび機械学習の発展は人間の生活および経済の仕組みを著しく変化させている.一方で現代のWeb情報基盤は,人間が元来有する認知機構および旧来の社会構造との軋轢を生じさせている.忘れられる権利に関わる問題はその一つであり,こういった問題を解決するためには,人間および社会に関する領域と技術に関わる領域の密接な協同が求められる.本セッションにおいては、JSPS「課題設定による先導的人文学・社会科学研究推進事業」において実施されているプロジェクトの成果を紹介しつつ,人工知能研究者との議論を深める.人工知能学会は,人間と技術を結ぶ領域として機能しており,上記の問題を議論する場として適していると考えている.
アジェンダ
1). 趣旨説明
2). パーソナルデータをめぐる経済的問題 高口鉄平(静岡大学)
3). 現代のWeb環境の認知的問題とモデリングによる支援 森田純哉(静岡大学)
4). HCIおよびデータ工学からの実装 山本祐輔(静岡大学)
5). 研究成果の社会実装に向けた取り組み 遊橋裕泰(静岡大学)
6). パネル討論 コメンテーター:笹原和俊(名古屋大学)、他依頼中
詳細な内容
https://forgetting-web.github.io/
KS-13 一人称視点ビッグデータを創るみんなの認知症情報学とマルチモーダル自立共生支援AI
6月11日(木) 15:40〜17:20
I会場(3F 中会議室C1+C2@熊本城ホール)
企画オーガナイザ
- 桐山 伸也(静岡大学ケア情報学研究所)
- 小林 美亜(静岡大学創造科学技術大学院)
概要
全国大会の近未来チャレンジ「認知症の人の情動理解基盤技術とコミュニケーション支援への応用」を基盤に発足したみんなの認知症情報学会の活動をベースに、内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)に採択された「“認知症の本人と家族の視点を重視する”マルチモーダルなヒューマン・インタラクション技術による自立共生支援AIの研究開発と社会実装」のプロジェクトの進捗状況を紹介する。日本クリニカルパス学会と日本医療情報学会が中核で進めるAMED「クリニカルパス標準データモデルの開発および利活用(ePathプロジェクト)」について紹介し、医療とケアの継続的な質向上に資するAI研究について多角的に議論する機会としたい。
アジェンダ
未定