2014年度人工知能学会全国大会(第28回) JSAI2014
日程 | 2014年5月12日(月)~5月15日(木) |
会場 | ひめぎんホール(愛媛県県民文化会館)他 (http://ecf.or.jp/himegin_hall/) JR松山駅から市電で15分,バスで20分程度) |
特別講演 | 古川 康一 氏(嘉悦大学大学院ビジネス創造研究科 教授) “第五世代コンピュータからスキルサイエンスへ - 論理プログラミング・アプローチ -” |
招待講演 | 講演1:青野 慶久 氏 (サイボウズ株式会社 代表取締役社長) “「情報共有」の新しいトレンド” 講演2:吉井 稔雄 氏(愛媛大学工学部 教授) “いい加減の交通制御を目指して” |
参加者交流会 | 5月14日(水) 松山城本丸広場 ※参加無料 |
2014年度の全国大会では,昨年までと同様に一般発表セッション,オーガナイズドセッション,近未来チャレンジセッションを企画しています.また,口頭発表に加え,インタラクティブ発表の場も設けます.どうぞ奮ってご投稿いただき,歴史・文化と自然が調和した松山市で研究交流の輪を広げてください.(国際オーガナイズドセッションは秋開催のisAIへ統合のため,2014年度全国大会では募集は致しません.2014年度isAIへの積極的なワークショップ提案をお薦めいたします。参考:JSAI-isAI 2013ホームページ)
発表申込(発表受付システム)
- WWWによる申込みのみを受け付けます
- 申込期間: 2013年12月17日(火)〜 1月7日(火)午後2時厳守(多数のご要望で延長しました)
- 申込方法:発表受付システムよりお申込みください.
発表申込みの際には下記項目が必須になっています.- 発表カテゴリの選択
- 発表テーマの選択(一般セッションは論文該当分野から,それ以外は開催されるセッションのテーマから選択して下さい.)
- 発表方法の選択
- タイトル
- アブストラクト(200文字以内、日本語もしくは英語)
- 著者情報
- 登壇者の登録
- 論文の要件:論文該当分野に示される人工知能およびその関連分野の学術論文,事例報告またはソフトウェアのデモンストレーション.言語は日本語または英語とします.一般セッション,オーガナイズドセッション(招待講演以外),近未来チャレンジセッション(チャレンジ提案者およびその連名発表以外)の口頭発表論文は大会優秀賞(口頭発表部門)及び速報論文推薦の対象となります.また,インタラクティブセッションのインタラクティブ発表は大会優秀賞 (インタラクティブ発表部門)の対象となります.発表カテゴリ・方法の詳細については, 以下の「発表カテゴリについて」及び「発表方法について」をご覧ください.
- 申込件数の制限:同一発表者は一般セッション,オーガナイズドセッション(招待講演以外),近未来チャレンジセッションに亘って,大会全体で最大1件の口頭発表申し込み,発表ができます.複数の口頭発表をご希望の方は,連名者や代理の方に申し込み,発表いただくようお願いします(口頭発表の制限については申込件数制限の背景をご覧下さい).ただし,同一発表者によるこれらセッションの口頭発表とインタラクティブセッションでのインタラクティブ発表の両方の申込み,発表は可能です.また,
- 論文の採択:一般論文の採択はプログラム委員会において決定いたします.結果は2014年2月上旬までに通知します.
※採択通知後の変更は原則認められませんのでご注意ください.
※採択通知後に発表を取り消された場合も発表費はお支払いいただきます. - 論文集原稿提出期間: 2014年3月5日(水)~ 3月
11日(火)13日(木)14日(金)午後2時厳守
※これ以降の受付を一切認めません. - 論文集原稿:採択論文については,Webページで指定した形式に従ってPDFファイル原稿2~4ページ(約4,000~8,000字相当)を電子的に提出していただきます.
- 論文の事前閲覧:大会に先立ち,採択された全論文のPDFファイルを2014年5月1日(木)以降にWebで公開します.特許出願の際には,この日程にご留意ください.
参加費
論文集代金込みです.発表参加者は2014年4月7日(月)までに,聴講参加の方は参加証が到着後1ヶ月以内にご入金をお願い致します.なお,下記の表のように,非会員の方は人工知能学会へ入会されることにより大幅なディスカウントがあります.この機会に,ぜひご入会をお勧めいたします.人工知能学会への入会手続きはhttp://www.ai-gakkai.or.jp/membership/からできます.2014年度(2014年4月から)から入会するよう手続きいただければ,会員の参加費,発表費を適用いたします.
会員 | 非会員 | |||
正会員*2 | 学生会員 | 一 般 | 学 生 | |
参加費 | 12,000円 | 5,000円 | 24,000円 | 10,000円 |
発表費*1 | 3,000円 | 3,000円 | 5,000円 | 5,000円 |
*1:発表者の方は参加費と発表費を合わせてお支払ください.なお,同一発表者は,一般セッション,オーガナイズドセッション(招待講演を除く),近未来チャレンジセッションに亘って,大会全体で最大1件の口頭発表申し込み,発表しかできませんので,同一発表者の複数口頭発表申込みはお断りいたします.口頭発表とインタラクティブ発表の両方で発表される方の費用は,発表2件分となります.(例:口頭発表とインタラクティブ発表の両方を行う正会員の費用は,参加費+2×発表費=18,000円となります.) 連名の著者に関する制限はありません.なお,オーガナイズドセッション希望の発表に関しては一般セッションに回っていただく場合もありますので,あらかじめご了承ください.
*2:賛助会員の聴講参加につきましては,会費口数1口あたり5名までを正会員扱いとさせて頂きます.
大会優秀賞
プログラム委員会で審査を行い,特に優秀な発表を複数件選出し,学会誌上において表彰します.なお,発表カテゴリは選考に影響しませんが,論文提出のない発表は対象外となります.
大会優秀賞:一般セッション,オーガナイズドセッション (招待講演以外),近未来チャレンジセッション(チャレンジ提案者およびその連名発表以外)の口頭発表の中から,論文としての新規性,有用性において特に優れた発表を大会優秀賞(口頭発表部門)として複数件選出し,学会誌上において表彰します.また,インタラクティブセッションのインタラクティブ発表の中から,発表の分かり易さ,影響力において特に優れた発表を大会優秀賞 (インタラクティブ発表部門)として複数件選出し,学会誌上において表彰します.なお,大会優秀賞は人工知能学会の会員を筆頭者とする発表を対象とします.
速報論文制度
上記の大会優秀賞(口頭発表部門)の審査過程において,新規性ないし有用性がある論文としての完成度が高いと見なされた発表については,別途に速報論文として人工知能学会論文誌の論文特集号に投稿するようにプログラム員会から推薦します.特に強く推薦を希望する発表申し込み者は,論文投稿時に速報論文推薦を強く希望する旨を申告ください.推薦希望の論文は,二重投稿とならないようご注意ください.ジャーナル論文や国際会議で発表済みの内容からの差分が小さい場合は,全国大会速報論文特集号への投稿時に学会編集委員会の審議によって二重投稿と見なされることがあります.また,推薦を受けて速報論文として投稿する際は,著者のうち少なくとも一名が人工知能学会の会員である必要があり,採録時には通常の掲載料がかかります.
発表カテゴリについて
カテゴリ1:一般セッション
論文該当分野に示される人工知能およびその関連分野の学術論文,事例報告に関する通常の発表です.発表申し込み時に,タイトル,アブストラクト(200文字以内),著者情報,登壇者,発表方法,速報論文への推薦希望の有無,請求情報を入力してください. また,論文該当分野を選択し,更に論文内容を表すキーワードを指定ください.
カテゴリ2:オーガナイズドセッション
採択されたオーガナイズドセッションでは,発表の一般公募を行います.発表申し込み時にご希望のセッションを選択し,更に論文内容を表すキーワードを指定ください.なお,オーガナイズドセッションを希望された場合におきましても,希望セッションへの発表件数が多いとき,または発表がセッションの主旨にそぐわないときは,一般セッションにまわっていただくことがあります.
→2014年度オーガナイズドセッションテーマ
→2013年度オーガナイズドセッション報告
カテゴリ3:近未来チャレンジセッション
人工知能学会があなたの研究を応援する特別企画です. 「5年以内に実現でき,新社会に役立つチャレンジテーマ」を提案してください.近未来チャレンジには,新しいチャレンジテーマの募集(ニューチャレンジ)と前年度の大会で選抜されたチャレンジテーマを発展させる研究発表の募集(サバイバル・オブ・チャレンジ)があります.サバイバル・オブ・チャレンジでは,チャレンジテーマの実現に向けた研究であれば,チャレンジ提案者でなくても投稿できます.
→2013年度近未来チャレンジセッション報告
本企画のメリット
「ニューチャレンジ」では,プログラム委員会により「ニューチャレンジ」として採択された研究テーマについて,大会終了後に審査員による評価と聴講者のアンケート結果をもとに更にプログラム委員会で審査を行います.「サバイバル・オブ・チャレンジ」では,大会終了後に審査員による評価と聴講者のアンケート結果をもとに更にプログラム委員会で審査を行います.その結果,選抜されたテーマの提案者(チャレンジ提案者)には,次の権利が与えられます.
- 次年度の全国大会で「サバイバル・オブ・チャレンジ」セッションを運営できる.
- 毎年編集される人工知能学会誌「近未来チャレンジ特集」に対して,チャレンジ提案者自身の論文を投稿できる.投稿された論文は通常の査読プロセスと異なり,近未来チャレンジの特性を考慮した査読基準(5年間という期間を踏まえ,序盤はその時点での成果よりも人工知能に立脚した社会的貢献達成までの計画の緻密さを重視し,後半になるほど達成度重視)に基づいて査読が行われる.
- 「サバイバル・オブ・チャレンジ」セッションにおいて発表されたチャレンジ提案者以外の論文の中で,チャレンジ提案者が特に優秀と認めた論文(1~2件程度)について,上記特集論文への投稿を近未来チャレンジ担当(編集委員,選考委員)に対して推薦できる(ただし,査読プロセスは通常の論文と同様).
その他にもチャレンジの参加を通じて,新しいコミュニティの創出ができた,研究者間の交流が盛んになったなど様々なメリットがチャレンジの卒業生の声として寄せられています.詳しくは「近未来チャレンジホームページ・卒業生の体験談紹介」(http://ultimavi.arc.net.my/ave/CREP/crep_survivors/)をご覧ください.
「ニューチャレンジ」セッション
新たな「近未来チャレンジ」テーマを募集します.
- 投稿内容:発表申込み時に近未来チャレンジの「ニューチャレンジ」セッションへの新規の提案であることを選択し,更に論文内容を表すキーワードを指定ください.また,アブストラクトに,新チャレンジの内容だけでなく.人工知能研究の視点から,関連分野の国内外の研究・開発の現状を説明し,かつそれを踏まえて新たに如何なる困難を乗り越えるチャレンジであるのかを400字以上800字以内で明記ください.更に新チャレンジを実現するプラン(人工知能関連技術・研究に立脚してご説明ください),社会への貢献プランを400字以上800字以内で明確に書いてください.
- 事前スクリーニング:近未来チャレンジにふさわしい内容かどうか,プログラム委員会において以下の基準で事前にスクリーニングを行います.その結果,近未来チャレンジにふさわしくない場合は,一般セッションでの発表にまわっていただきます.
- 人工知能研究ないしはその原理や技術を用いた研究開発であること:人間が行っている知的活動を人工物で実現する新規性の高い原理や技術,またはそれを用いて従来実現困難であった新規で有用性の高い応用の実現を目指すにものであること.
- チャレンジングであること:プログラム委員会の調査において,明らかに既に確立されているまたはその目処が立っている原理や技術に関する研究,またはそれらにより既に実現されているないし実現の見通しが立っている応用研究開発と評価されるものは,チャレンジングではないと見なす.
- 発表方法:口頭発表.発表時間は,40分(発表30分,討議10分です).
「サバイバル・オブ・チャレンジ」セッション
2013年度に選抜されたチャレンジの成果発表を行うセッションです.以下の2013年度選抜チャレンジテーマについて,チャレンジ提案者の研究発表以外にも, チャレンジテーマの実現に向けた研究発表を募集します.「サバイバル・オブ・チャレンジ」セッションでは,各チャレンジテーマについて多くの研究発表を募集することにより,そのチャレンジテーマを一つの研究分野として確立しようという狙いがあります.各チャレンジテーマに興味をお持ちの方,自分の研究をここにあげたチャレンジテーマに応用しようと考える方,自分ならこのチャレンジテーマにはこうアプローチするといった考えをお持ちの方などからの活発な投稿を期待します.
- 発表申込み方法:チャレンジ提案者の研究発表は,チャレンジテーマの進展と将来見込み,およびそれに向けた新課題に関する研究発表となります.発表申込み時に該当するチャレンジテーマとチャレンジ提案者の発表であることを選択し,更に論文内容を表すキーワードを指定ください.また,アブストラクトにチャレンジの進展と将来の見込み,新課題について,200~300字で明記ください.
一般研究発表は,チャレンジテーマの実現に向けた人工知能およびその関連分野の学術論文,事例報告に関する発表となります.発表申し込み時にご希望のチャレンジテーマを選択し,更に論文内容を表すキーワードを指定ください.なお,「サバイバル・オブ・チャレンジ」セッションを希望された場合におきましても,希望セッションへの発表件数が多いとき,または発表がセッションの主旨にそぐわないときは,一般セッションにまわっていただくことがあります. - 発表方法:口頭発表,もしくは,インタラクティブ発表.発表時間は,20分(発表15分,討議5分です).
2013年度選抜テーマ
- Total Environment for Text Data Mining(サバイバル4回目)
代表者:砂山 渡 (広島市立大学) - 異種協調型災害情報支援システム実現に向けた基盤技術の構築(サバイバル2回目)
代表者:鳥海 不二夫(東京大学) - クラウドベースのロボットサービスの統合基盤(サバイバル1回目)
代表者:成田 雅彦(産業技術大学院大学) - 認知症の人の情動理解基盤技術とコミュニケーション支援への応用(サバイバル1回目)
代表者:竹林 洋一(静岡大学) - コト・データベースによるモノ・コトづくり支援(サバイバル1回目)
代表者:西村 拓一(産業技術総合研究所)
詳しくは「近未来チャレンジホームページhttp://ultimavi.arc.net.my/ave/CREP/」をご覧ください.
発表方法について
研究内容に適した発表方法を選択し,研究成果をアピールしてください.例えば,研究の背景・理論・評価に重点を置いて発表したい場合には口頭発表を,デモを中心とし参加者の直感に訴えかけたい場合にはインタラクティブ発表といった選択を行うことができます.発表申込時には「口頭発表のみ」,「インタラクティブ発表のみ」,「口頭発表とインタラクティブ発表の両方」,「口頭発表とインタラクティブ発表のどちらでも良い」の4つから選択できます.ただし,オーガナイズドセッションの発表方法は,各セッションのオーガナイザによって指定されます.本ホームページにてお知らせしますのでご確認ください.インタラクティブ発表の開催時間帯は他のセッションを開催しませんので,全員が参加可能です.
- 発表方法1:口頭発表
通常の口頭発表で,PC用プロジェクタが利用可能です.発表時間は発表15分,討議5分を予定しています.近未来チャレンジセッションのニューチャレンジの発表時間は発表30分,討議10分を予定しています.ただし,発表時間はプログラム編成の都合によって変わることがあり得ます. - 発表方法2:インタラクティブ発表
インタラクティブ発表では,電源およびポスターパネル(A0サイズ)を用意しますので,デモやポスターを利用して発表を行うことが可能です.口頭発表に比べて,より多くの参加者とより深く議論ができる,実際のシステムを参加者が体験できる,といったメリットがあります.また,特に優れた発表を選出し,大会優秀賞 (インタラクティブ発表部門)を授与する予定です.
学生企画
今年の学生企画は,“伝わるプレゼンテーション”をテーマにしています.学生や研究者は雑談,発表,論文投稿等,あらゆる場面において自分のアイデアや意見をわかりやすく伝える技術が必要です.自分の考えをうまく伝えるために,どのように話し,どのように書き,どのように見せるかについて毎年好評を頂いている招待講演と連動しながら,活発な議論,そして情報交換を行っていきたいと思います.
また,企画後に参加者同士の交流会を予定しております.みなさま,ぜひご参加ください.参加申し込み含め,詳細は本ホームページにてお知らせしますのでご確認ください.多くの方のご参加をお待ちいたしております.
<<論文該当分野>>
- 基礎・理論
論理・推論,知識表現,探索,プランニング,制約充足,最適化,不確実性,複雑ネットワーク,その他 - 機械学習
分類学習,クラスタリング,強化学習,回帰分析,属性選択,知識獲得,グラフィカルモデル,因果分析,機械学習応用,その他 - データマイニング
頻出パターン,時系列データ分析,グラフマイニング,テキストマイニング,可視化,データマイニング応用,その他 - 知識の利用と共有
知識共有,知識ベース,オントロジー,エキスパートシステム,ナレッジマネジメント,その他 - Webインテリジェンス
セマンティックWeb, Web検索,Webコミュニティ,Webインタラクション,Webサービス,コンテンツ作成支援,その他 - Webマイニング
構造抽出,利用分析,話題抽出,属性抽出,知識獲得,情報推薦,その他 - エージェント
ヒューマンエージェントインタラクション,エージェント設計,マルチエージェントシステム,協調問題解決,エージェントシミュレーション,オークション,その他 - ソフトコンピューティング
ニューラルネットワーク,ファジイ,遺伝的アルゴリズム,遺伝的プログラミング,強化学習,人工生命,その他 - 自然言語処理・情報検索
自然言語理解,対話処理,意図・談話理解,機械翻訳,情報抽出,要約,質問応答システム,検索システム,その他 - 画像・音声
パターン認識・理解,シーン理解,動画像処理,音声認識・理解,音声対話,視聴覚心理モデル,ジェスチャー認識,その他 - ロボットと実世界
知能ロボット,ロボットの知的処理,ヒューマンロボットインタラクション,環境認識・位置推定,センサーネットワーク,その他 - ヒューマンインタフェース・教育支援
知的インタフェース,ヒューマンコンピュータインタラクション,仮想・拡張現実感,知的学習支援,e-ラーニング,コミュニケーション支援,デザイン支援,その他 - AI応用
産業システム,社会システム,ファイナンス,e-コマース,バイオインフォマティクス,マルチメディア,音楽,ゲーム,エンタテイメント,その他
申込件数制限の背景について
2013年の富山大会までは,「発表カテゴリーごとに1人最大1件の口頭発表申し込み」という申込件数の制限を行っておりましたが,2014年の松山大会では「大会全体で最大1件の口頭発表申し込み」に制限強化されております.これにつきまして,制限が厳しすぎるというご意見を含め,様々なご意見を頂戴しております.以下,今回の制限強化の背景について説明させていただきます.
今大会では,学術的な目的を有する学会大会として,限られた会場,時間の範囲内で,できるだけ多くの人に無理のないスケジュールでご発表いただくことを目的に,制限強化を行いました.
2013年の富山大会では,14〜15パラレルセッションを朝から午後 9 時程度まで運営しないと全発表を網羅できないという事態となり,事後アンケートでも参加者の疲労が目立つ,しっかりと夕食が取れないなどの否定的意見が目立ちました.この反省に立ち,2014年の松山大会では,夜遅くまでの開催を避け余裕のあるプログラムを目指しています.そのために更にパラレルセッション数を増やすことが見込まれますが,会場スペースの制約上,セッション数増加には限界があります.また,2014年大会に限らず,今後の発表件数,参加者増加基調の中では,多数のパラレルセッションを収容可能な施設を有する地方都市がますます限られ,今後,地方開催を維持できず大会スタイルを根本的に見直すことを余儀なくされます.また,これまでもプログラム編成上大変問題になっておりましたが,多数のパラレルセッションの下では,多くの方が複数発表を行うと同一時間帯の異なるセッションでの同一発表者の発表がますます避けられなくなり,多くの方が同一時間帯のセッションを渡り歩くことになります.この姿は,セッションで集中した情報交換や議論を期待する大会参加の姿勢として望ましいものではありません.
以上の背景から,今回の制限を導入させていただきました.活発な研究活動の下で多くの発表を行いたい方には大変ご迷惑をおかけしますが,連名者や代理の方の発表申込み,発表は受付ておりますので,何卒,上記の状況をご理解いただきたく思います.この件に関してご意見がある方は,大会後の参加者アンケートにて,改善要望,提案などいただければ,今後の大会運営に生かして行きたいと思います.宜しくお願いいたします.
大会プログラム委員長 鷲尾 隆
問合せ先:〒162-0821 東京都新宿区津久戸町4-7 OSビル402
「2014年度人工知能学会全国大会事務局」
Tel:03-5261-3401
E-mail:jsai2014 -AT- ai-gakkai.or.jp